日本人大学生の英語文法能力発達過程の研究とその測定方法の開発

2001 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 13480064
• Research Institution: Kwansei Gakuin University
• Principal Investigator: 木村 真治 関西学院大学, 法学部, 助教授 (40225040)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 杉野 直樹 岐阜大学, 地域科学部, 助教授 (30235890) ; 大場 浩正 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (10265069) ; 清水 祐子 立命館大学, 経済学部, 助教授 (60216108) ; 山川 健一 安田女子大学, 文学部, 講師 (00279077) ; 中野 美知子 早稲田大学, 教育学部, 教授 (70148229)
• Keywords: テスト / 英文法能力 / 言語習得理論 / IRT / DIF

Research Abstract

平成13年度の成果報告
平成13年度は、本研究の初年度にあたる。このため、まず必要な備品を購入し、データの収集・分析のための準備を行い、今後の研究に備えた。具体的にはコンピュータを3台、マークカードリーダーを2台購入した。
次に、文法能力の等質検定のための統一テストとして、何を用いるのかを検討した。復習種類の文法能力テストを入手し、討議を重ねた結果、CELT、TOEFL、Oxfordを合わせて用いるのが有効ではないかとの考えで基本的にまとまった。
次に、研究対象とする文法項目を検討した。この結果、関係節、仮定法、動詞の他動性、受身与格交替などの理論的な背景を探り、具体的な問題作りを始めた。また、G-TELPから仮定法の問題例提供を受けた。すでに一部の問題はデータベース化してある。
次に、今後どのような時系列で研究を進めていくのか、関連学会での発表を具体的に検討した。平成14年夏に日本で、15年春にアメリカで開催される学会での発表準備を開始した。
最後に、日本以外での地域として、インドネシア・韓国・中国・フィリピンでのデータ収集の可能性を検討した。