2003 Fiscal Year Annual Research Report
ミャンマー北・東部跨境地域における生物資源利用とその変容
Project/Area Number |
13575024
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
竹田 晋也 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (90212026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松林 公蔵 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (70190494)
田中 耕司 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (10026619)
山田 勇 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (80093334)
加藤 真 京都大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (80204494)
速水 洋子 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (60283660)
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Keywords | 生物資源利用 / 熱帯林 / タウンヤ / 東南アジア / ミャンマー / タイ / ラオス / ポリティカルエコロジー |
Research Abstract |
2003年7月から8月には竹田・鈴木・小野寺が、また10月から11月には、竹田・神崎・福島がバゴー山地で、チーク天然林と焼畑土地利用に関する現地調査を行った。2003年12月から2004年1月には、田中・飯島・落合が、シャン州で現地調査を行った。また12月には高橋が棚田調査を行った。2004年2月には速水が、バゴー山地カレン村落で生業調査を行った。 2004年2月14日には京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科において研究会を開催し、田中が「シャン州北部ムセ、ナムカンにおける夏稲作の展開:中国国境地域における農業技術と資源管理の変容」について、落合が「ジュズダマ属植物と生活文化」について、谷が「ミャンマー・サガイン管区におけるウルシ利用」について報告した。 2004年3月3日にはヤンゴンの森林局において、Sustainable Forest Management and Indigenous Uses of Forest Resources in Myanmarと題してセミナーを開催し、本研究の成果として8つの報告がなされ、ミャンマー側の研究者と活発な討論が行われた。その成果は英文プロシーディングスとして取り纏められた。3年間の現地調査によって生物資源利用の基礎データを集積するとともに、その変容を森林と地元住民の両方から実証的に明らかにすることができた。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 竹田 晋也: "ミャンマー・バゴー山地におけるカレン焼畑のマッピング"熱帯農業. 47別号2. 81-82 (2003)
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[Publications] 松林 公蔵: "医学における普遍性と多様性 -フィールド医学の現場から-"エコソフィア. 12. 90-95 (2003)
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[Publications] Kato Makoto: "An obligate pollination mutualism and reciprocal diversification in the tree genus Glochidion (Euphorbiaceae)"Proceedings of National Academy of Sciences. 100. 5264-5267 (2003)
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[Publications] 落合 雪野: "エゴマと餅 -東南アジア大陸部山地における香辛料植物の利用をめぐって-"農耕の技術と文化. 26. 1-24 (2003)
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[Publications] 谷 祐可子: "移民に支えられたミャンマーのタウンヤ式造林プロジェクト"東北学院大学論集経済学. 153. 77-101 (2003)
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[Publications] 鈴木 玲治: "ミャンマーのアグロフォレストリー -タウンヤの農作物間作期の土壌養分動態-"熱帯農業. 47別号2. 83-84 (2003)
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[Publications] Hayami Yoko: "Between Hills and Plains : Power and Practice in Socio-Religious Dynamics among Karen"Kyoto University Press & Trans Pacific Press. 385 (2004)