2002 Fiscal Year Annual Research Report
中国大陸における動物原虫感染症の疫学に関する総合調査研究
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13575030
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
玄 学南 帯広畜産大学, 原虫研究センター, 助教授 (10292096)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 直明 帯広畜産大学, 原虫研究センター, 講師 (80301802)
藤崎 幸蔵 帯広畜産大学, 原虫研究センター, 教授 (00292095)
五十嵐 郁男 帯広畜産大学, 原虫研究センター, 教授 (80159582)
見上 彪 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (20091506)
井上 昇 帯広畜産大学, 原虫研究センター, 講師 (10271751)
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Keywords | バベシア感染症 / ネオスポラ感染症 / トキソプラズマ感染症 / クリプトスポリジウム感染症 / 組換え抗原 / 血清学診断 |
Research Abstract |
本研究は、中国における動物の主要原虫感染症の浸潤・流行状況を明らかにし、日本の輸入検疫体制強化と中国の原虫病診断技術の向上と普及に資することを最終目的とし、3ヶ年にわたり以下の手順で実施される。(1)中国における動物の主要原虫感染症の流行状況に関する聞き取り調査ならびに文献サーベイ;(2)小規模な野外調査地域の設定と予備調査;(3)本格的な野外調査(血清学的診断とDNA診断);(4)各種原虫の培養・分離・同定;(5)分離株の生物学的性状解析;(6)分離株の遺伝子解析;(7)現地に適した診断・予防法の確立;(8)日本の輸入検疫関連機関への適切な助言を行うための報告書の作成。本年度に得られた主な成績は以下の通りである。 1)ウマバベシア、ウシバベシア、イヌバベシア、ネオスポラ、トキソプラズマ感染症に対する組換えタンパク質を抗原とした血清学診断法を確立した。2)中国チベット・東北両地区の主要産業動物である馬・牛・羊・ヤクを対象に馬バベシア、牛ネオスポラ・クリプトスポリジウム・住血原虫感染症の発生・被害状況について聞き取り調査を行った。3)血清学診断により中国東北地方にウシネオスポラ感染症が広く浸潤・蔓延していることを明らかにした。4)血清学診断により中国黒竜江省地域にウマバベシア感染症が広く浸潤・蔓延していることを明らかにした。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Xuan, x., et al.: "Diagnosis of equine piroplasmosis in Xinjiang province of China by ELISA using recombinant antigens"Vet.Parasitol.. 108・2. 179-181 (2002)
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[Publications] Hirata, H., et al.: "Cloning of a truncated Babesia equi gene encoding an 82-kDa protein and its potential use in an ELISA"J.Clin.Microbiol.. 40・4. 1470-1474 (2002)
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[Publications] Boonchit, S., et al.: "Evaluation of an ELISA with recombinant RAP-1 against Babesia bovis for the detection of specific antibodies in cattle"J.Clin.Microbiol.. 40・10. 3771-3775 (2002)
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[Publications] Huang, X,. et al.: "Development and evaluation of an ELISA with recombinant SAG2 for diagnosis of Toxoplasma gondii infection in cats"J.Parasitol.. 88・4. 804-807 (2002)
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[Publications] Huang, X., et al.: "Characterization of Toxoplasma gondiiSAG2 expressed in insect cells by recombinant baculovirus and evaluation of its diagnostic potential in an ELISA"Clin.Diagn.Lab.Immunol.. 9・6. 1343-1347 (2002)