2002 Fiscal Year Annual Research Report
プロテストとヘゲモニーの文化的連関構造に関するアイコン分析と数理的定式化
Project/Area Number |
13610237
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Research Institution | Musashi University |
Principal Investigator |
栗田 宣義 武蔵大学, 社会学部, 教授 (10205198)
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Keywords | プロテスト / ヘゲモニー / ポップメディア / 内容分析 / アイコン分析 / メッセージ / J-POP / ファッション |
Research Abstract |
当該研究課題「プロテストとヘゲモニーの文化的連関構造に関するアイコン分析と数理的定式化」においては、初年度においては、主に、J-POPを中心としたポピュラーミュージック、女性誌を中心とした複数の指導的なファッション媒体など、一般にポップメディア(Pop-media)と総称されるコミュニケーション・メディアおよび文化的、記号的商品の時系列的かつ系統的、すなわち、日本社会で受容されるところの、最頻値という統計的な文脈において、標準的(modal)なデータセットを、ポップメディアごとに類別クラスター化し、収集、作成することに主眼におかれた。次年度においては、初年度におけるポップメディアに係わる標準的なデータセットの作成継続および、その更新に加えて、これらデータセットに基づく、各種のコミュニケーション・メディアに搬送された多様かつ重層的なメツセージの内容分析の準備が、現代日本におけるプロテストの潜在的可能性とヘゲモニーのリアルな現象形態を明らかにするために、栗田(2000)において提唱された方法論と関連する文脈において、慎重に進められた。また、これらの方法論的整備にともなう議論の一部は、栗田(2002)においても発表された。
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Research Products
(1 results)