2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13610340
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
河合 久 国立教育政策研究所, 研究規格開発部・規格調整官 (30214589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 久美子 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 主任研究官 (10259989)
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (10280512)
斉藤 道子 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 総括研究官 (40162234)
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Keywords | ルーブリック / 評価基準 / 国際バカロレア |
Research Abstract |
本年度はルーブリックについてインターネットを中心にして情報を集めた。ルーブリックとはどのようなものか(チェックリストとの違いは何か等)、ルーブリックの種類(holistic vs. analytic、教科等)、効果的な使用法、使用上の注意点などについて主な論文、報告書を読み、価値あるものを翻訳した。また、ルーブリックを使って授業を行っている教師たちのメーリングリスト(http://www.middleweb.com/MWLISTCONT/MSLrubrics.html)から、教師や生徒のルーブリックについての意見・感想を知ることができ、日本の学校への導入の参考とするためにまとめた。 米国調査では、CRESSTで、米国でのルーブリックについての利用状況等の情報を得た。また、ヨーロッパ調査では国際的なカリキュラムである国際バカロレア実施校を訪問し、国際バカロレアの評価基準とその評価の研修の実態について研究を進めた。 児童・生徒の指導と評価の際に教師が使い易いルーブリック、児童・生徒も利用できるルーブリックとして一枚の表にまとめられているものをいくつか翻訳した。具体的には、作文のルーブリック、レポートのルーブリック、協力のルーブリック、webページのルーブリック、口頭発表ルーブリックである。協力のルーブリック(http://edweb.sdsu.edu/triton/tidepoolunit/Rubrics/collrubric.html)については、小学校第5学年理科の「てこ」の学習で利用し、教師と生徒から学習後の感想を得ている。
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