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2003 Fiscal Year Annual Research Report

南極産好冷性酵母による低温域での有機性廃水処理

Research Project

Project/Area Number 13650596
Research InstitutionUniversity of Yamanashi

Principal Investigator

平山 けい子  山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 助手 (40111778)

Keywords遺伝子波形解析 / Candida sp. / Genopattern法 / 廃水処理 / 酵母
Research Abstract

[目的]南極マクマードドライバレイ地域のバンダ湖上層水より分離されたCandida sp.を用い、低温好気的条件下で低温域での油脂の除去と、新しい遺伝子波形解析法(Genopattern)による酵母の分類について研究を行った。
[方法]本研究で使用した好冷性酵母Candida sp.は、10〜15℃付近に至適生育温度があり、硝酸塩の資化性(+)ビタミン要求性(-)、NaCl耐性(0〜5%)(+)、醗酵性(lactoseを除く)(+)、などが特徴の酵母である。無機塩のみの培地に炭素源としてサラダオイルを2000mg/L添加後、Candida sp.の保存菌株を1白金耳植菌し5℃で5日間前培養して、油脂の処理性を調べた。一方、酵母から抽出したDNAを300ng/5mLとなるように0.2mLチューブ中にとり、主として16S rRNA遺伝子をターゲットとして設計されたプライマーとバッファー混合液(ジェノユニバーサルプライマーキット(株)アドジーン製)を50μL加え、DNA解離波形解析装置GP1000(ヤマト科学(株)製)を用いて測定を行った。
[結果]Candida sp.を油脂含有培地に加え培養することにより、油脂は菌体の増殖が進むに従って菌体との複合物を形成して固液可能な状態に変化した。Candida sp., Candida albicans serotype A, Candida albicans serotype BおよびRhodotorula glutinis ATCC28052.の計4株のDNA解離波形を測定した。各菌株において、それぞれ異なったパターンが観察され、血清群の異なる株のパターンも明らかに識別可能となったことから、Genopattern法が酵母の判別・分類に応用できる可能性が示唆された。今後、さらに多くの菌株でのDNA解離波形の解析を行い、本法の応用に関してさらに検討を行う予定である。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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