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2001 Fiscal Year Annual Research Report

メラノーマおよびスピッ母斑における染色体異常の検討

Research Project

Project/Area Number 13670875
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

松本 和彦  信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (40165882)

Keywordsメラノーマ / スピッツ母斑 / マイクロダイセクション法 / comparative genomic hybridization (CGH)
Research Abstract

スピッツ母斑は臨床的にも組織学的にもメラノーマと鑑別が困難な良性の病変である。現在のところ、鑑別には皮膚病理組織がもっとも有用であるが、優れた皮膚病理組織医でも鑑別不能な症例も少なくない。典型的な病理組織像を呈するスピッツ母斑およびメラノーマの組織切片よりマイクロダイセクション法によりメラノサイトをそれぞれ取り出し、comparaive genomic hybridization(CGH)法にて染色体の欠失あるいは増幅を検討予定である。Bastian BCらの報告ではメラノーマ細胞では9p、10q、6q、8pの欠失、および7、8、6pなどの増幅を認めるが、スピッツ母斑では17例中わずか3例に11pの増幅を認めるのみでこの2つの疾患において、明らかに染色体変異のパターンが異なっていた。この方法は鑑別の手段の一つになりうる可能性がある。
平成13年11月に科学研究費の補助がきまり、信州大学医学部附属病院に保存してある病理組織学的に明らかなスピッツ母斑を及びメラノーマの組織を選びだしている。組織切片の作製に必要な滑走式ミクロトームは既に納入している。またマイクロダイセクションシステムは当院中央検査部のものを使用し、CGH法でスピッツ母斑およびメラノーマの染色体変異を検討予定である。さらに病理組織学的に鑑別困難であった数症例にこの方法による検討も加える予定である。

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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