2002 Fiscal Year Annual Research Report
フリーウェアを活用したWindowsによる高機能画像診断システムの開発-CRT診断の普及のための低価格なマルチスライスCT対応画像診断システムの提案-
Project/Area Number |
13670960
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Research Institution | Jichi Medical School |
Principal Investigator |
小林 泰之 自治医科大学, 医学部, 助手 (40285804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
濱田 健司 自治医科大学, 医学部, 助手 (60316544)
松浦 克彦 自治医科大学, 医学部, 講師 (00240979)
田中 修 自治医科大学, 医学部, 助教授 (60171740)
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Keywords | マルチスライスCT / 画像診断システム / ネットワーク / フリーウェア / CRT診断 / PC / サーバー |
Research Abstract |
MSCTとして東芝社製Aquilion(4DAS Systemに加えて、2002/9より8DAS、2002/12より16DAS)、W/SとしてZIO社製M900が稼動している。PC Server(Windows2000,RAID5,200GB)を導入、PC端末としてDESKTOP-PC、NOTE-PCを接続した。DICOM Viewerとして、ZIO社から無償提供されているExaVision利用している。大容量データでもシネ表示、リアルタイムMPR/MIP表示が可能で、読影業務に応用可能である。現在、原則として全例、胸部で1mm、腹部で2mmでのデータ収集を行っている。データの高分解能化により臨床におけるMPRの画質が向上し、その有用性は飛躍的に増大した。画像発生スライス数は、3852(01/10/30),6587(01/11/30),7073(01/12/27),13673(02/1/30),14837(02/2/28),13879(02/3/28),15575(02/4/30),16105(02/5/30),17242(02/6/28),16902(02/7/30),17057(02/8/30)で、MSCT増設と多列化に伴い25131(02/9/30),28624(02/10/30),22671(02/11/29),38543(02/12/27)とさらに増加した。データ転送速度は当初1枚/秒程度であったが、10枚/秒程度に高速化されている。ただし、20000枚を越えた運用には転送速度が不十分で、容量的にも1ヶ月分以下の保存しかで不可能で、本システムの限界である。NOTE-PCは移動可能であり、高価なPACSがなくともどの場所でも高分解能データの臨床応用が可能である。小林泰之、田中 修、松浦克彦、濱田健司により、構築したシステムの有用性と問題点をまとめる作業を行っている。
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