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2002 Fiscal Year Annual Research Report

cDNAアレイを用いた大腸癌術後再発危険因子評価

Research Project

Project/Area Number 13671333
Research InstitutionJichi Medical School

Principal Investigator

河村 裕  自治医科大学, 医学部, 講師 (80301109)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡田 真樹  自治医科大学, 医学部, 助教授 (40254924)
小西 文雄  自治医科大学, 医学部, 教授 (20142242)
Keywords大腸癌 / 術後再発 / DNAアレイ / 肝転移 / 補助療法
Research Abstract

本研究の日的は,大腸癌術後再発の危険を根治手術終了後の時点でDNAアレイを用いて解析し,再発の高危険群に対して集中的に術後補助療法を行うことにより生存率を向上させることである.術後再発部位としては,肝転移が最も多いことから,検討対象は根治手術後5年間再発が認められない病期III症例(無再発群)および同時性ないし異時性肝転移を伴う症例(肝転移群)とした.現在まで各群10例ずつの検討が終了している.
クラスター解析を行った結果,無再発群と比較して肝転移群で有意に発現が低下している遺伝子が22個,有意に発現が増加している遺伝子が9個同定された.個々の症例におけるこれらの遺伝子の発現の変化を検索することにより、根治手術症例のうち肝再発高危険群を同定することができる可能性がある.
実際,既に検討が終了した症例に関して線形判別分析および主成分分析を行った結果,アレイ上の全遺伝子を用いた分析と比較して,クラスター解析により選別された遺伝子のみを用いて分析した場合の方が判別性が優れていることが示された.
今後は省力化およびコスト低減を考慮し,これまでの検討で有意でないと判定された遺伝子を省略した独自のアレイを作成する予定である.これを用いた判別の有用性を確立し,高危険群と判断された症例に対して肝臓を標的とした集中的な補助療法の有効性を検討する予定である.

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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