2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13672177
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
山田 良広 神奈川歯科大学, 歯学部, 助教授 (60277902)
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Keywords | 法医学 / 個人識別 / 父子鑑定 / YSTR / 構造解析 / PCRダイレクトシーケンス |
Research Abstract |
平成13年度は、DYS19、DYS389I、DYS389II、DYS390、DYS391、DYS392そしてDYS393の7種類の領域(ローカス)についてシーケンスをおこなった。つまり、PCR増幅後増幅産物を2%アガロースゲルで電気泳動し増幅を確認、DNA量として80〜100ngをサイクルシーケンス反応し、エタノール沈殿で回収した。シーケンスは4μlのホルムアミド溶液に溶かしたものを50%尿素を含む6%PAGに全量注入し、ABIModel373Aで1300V、40mA、約9時間電気泳動し塩基配列を解析した。その結果、リピート構造は3つのタイプに分けることが可能であった。つまり、単純なユニットの繰り返し(DYS391)、2種類のユニットの混合した繰り返し(DYS389I, DYS389II, DYS390,DYS393)、そしてユニットの前あるいは間に特定配列の挿入があるもの(DYS19,DYS392)であった。以上のことから、単純なユニットの繰り返し構造を示すもの以外は、型判定においてPCRダイレクトシーケンス法によるフラグメント解析が必要であると思われた。14年度はこれらの結果を分析し、構造分析をする価値があると判定されたローカスについて教室に保管されている非血縁関係の男性DNAを用いて構造多型を検出するつもりである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Yoshihiro Yamada: "Possibility of paternity testing using RFLP analysis on a very small amount of material"The Journal of Forensic Odonto-Stomatology. 19・1. 1-4 (2001)
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[Publications] Yoshihiro Yamada: "Expression of paraoxonase isoform did not confer protection from acute sarin poisoning in the Tokyo subway terrorist attack"International Journal of Legal Medicine. 115・2. 82-84 (2001)
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[Publications] 武市早苗: "DNA多型 Vol.9"東洋書店. 362 (2001)