2001 Fiscal Year Annual Research Report
都市・地域問題解決のためのネットワーク型ゲーミング・シミュレーターの開発
Project/Area Number |
13680518
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
兼田 敏之 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (10192543)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沼尾 正行 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 助教授 (30198551)
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Keywords | 合意形成 / 汎用ゲーミングシミュレーター / 都市・地域問題解決 / ポリエージェントシステム |
Research Abstract |
<(1)ネットワーク型ゲーミング・シミュレーターの設計と開発>___- 研究代表者が所属する名古屋工業大学・兼田研究室において、UDP/IPプロトコルを用いたネットワークで相互接続した汎用ゲーミング・シミュレーターのシステム設計を行なった。また、WindowsNT機を1台設置し、クライアント機としてWindows98機6台を設置したLANシステムをベースに、東京工業大学、京都大学、筑波大学を中心として進められている、分散システム開発プロジェクトVirtual Economyへの参加を通じて、JAVAを用い、SVEP(Simple Virtual Economy Protocol)を実装した、社会的交換システムシミュレーターの試作を行なった。このプログラムを改良することにより、コミュニティコンフリクトを扱う汎用ゲーミングシミュレーターの開発が容易に可能になると考えている。また、ゲーミング・モデル記述言語として既存研究成果であるSARALanguageについての資料を入手し、検討を行なった。ポリエージェントシステムにおける、エージェントモデル設計の一環として、歩行者回遊行動モデルの挙動機能設計とシステム試作を行なった。 <(2)都市・地域問題状況事例の調査とゲーミング・モデルの設計>___- 本年度は、国際未来都市構想プロセス(MFP構想)の精査を行なうとともに、既存モデルの整理・検討を踏まえて、愛知万博会場計画プロセスのゲーミング・モデル設計への含意を探った。その結果、今後設計すべきゲーミング・モデルはエージェント・モデルと親和性が高いものである必要があるとの見解に達した。
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Research Products
(1 results)