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2001 Fiscal Year Annual Research Report

動脈硬化巣における組織因子経路凝固インヒビター及びアドレノメデュリンの発現

Research Project

Project/Area Number 13770087
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Research Institution宮崎医科大学

Principal Investigator

畠山 金太  宮崎医科大学, 医学部, 助手 (60325735)

Keywordsアドレノメデュリン / CRP(C-reactive protein) / 組織因子 / 組織因子経路凝固インヒビター / 急性冠症候群 / プラーク不安定化 / PTCA後再狭窄 / 免疫組織化学
Research Abstract

急性冠症候群(ACS)における冠状動脈責任血管を,冠状動脈アテレクトミー標本を用いて免疫組織化学的および分子生物学的手法により検討し,日本人のACSの特徴を明らかにするとともに,硬化巣における凝固線溶因子,アドレノメデユリン(AM), C-reactive protein(CRP)発現の臨床的意義について検討した.冠状動脈アテレクトミー標本は,現在約100症例収集し得た.症例を不安定狭心症群(UAP,約30例)と安定狭心症群(SAP,約70症例),再狭窄の有無等により分類し,それぞれのアテレクトミー標本における,アドレノメデュリン(AM), CRP(C-reactive protein),組織因子(TF),組織因子経路凝固インヒビター(TFPI)の蛋白発現・局在について免疫組織化学的に検討した.また, AM mRNAの発現についてはquantitative RT-PCR法により検討を行った.(結果と意義)動脈硬化巣では, AMは病変の進行とともに過剰に発現され,特にプラーク破綻が生じる部位(shoulder region)において,多数の組織球に発現していたことより,AMと硬化巣の活動性についての関連が示唆された(投稿準備中).
UAPとSAPでは,AMの発現(蛋白およびmRNAレベルにおいて)に有意差を認め,UAPで高値を示したことから,AMの発現と急性冠症候群・プラーク不安定化の関連が示唆された(投稿準備中).
CRPの発現は,再狭窄症例の初回アテレクトミー標本で高値を示したことよりPTCA後の再狭窄メカニズムにCRPの関与が示され,また再狭窄の予測因子になりうる可能性が示された(投稿中).
TF, TFPIの発現については,現在検討中であるが, UAPで高値を示しCRPとのco-localizationを認めることよりACSの発症メカニズムに深く関与していることが示唆された.

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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