2001 Fiscal Year Annual Research Report
Predictable Inputの概念に基づく英語教育プログラムに関する研究
Project/Area Number |
13780158
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Research Institution | Nara National College of Technology |
Principal Investigator |
金澤 直志 奈良工業高等専門学校, 一般教科, 講師 (20311061)
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Keywords | 第二言語習得 / 英語教育教材 / Predictable Input / Predictable Output / 英語教育プログラム / 洋画(欧米の映画) / 洋学(欧米の歌) / 検定教科書の利用 |
Research Abstract |
平成13年度はPredictable Inputの概念に基づく英文読解力と聴解力を強化育成する教育教材の開発を行った。書き手や話し手のOutputへの意識を高め、読み手や聞き手にとってのInput(次に何が書いてあるだろうか、何を言うであろうか)への意識を高めることのできる教育教材を研究した。 将来、学生が目にする機会の多い英文は、高等教育を受けた欧米人のレポートや報告盲などが想定されるので、欧米人が納得する文章の書き方、ものの見方を理解することで、次に何が書かれているのかを堆測する。つまり、「起承転結」それぞれの機能(「起」であれば起になければならない条件)を理解することで、次に何が書かれているかを推測する訓練を行った。しかし、検定教科書はこれらの要素に着目されずに作成されているので、学生が「起承転結の機能」をふまえた文章を編集作成することで、学生のInputへの意識を高め、さらに、少々学生の英語が下手でも、教養のある欧米へから尊敬を受ける内容を目指した。この成果については、平成13年9月29日、大阪商業大学での英語授業研究学会第111回例会にて「起承転結を意識させるWriting指導-ReadingからWritingへ」と題し研究発表を行った。 上記のReading Inputの作業が段落した段階で、英文聴解力を訓練する教材を差し込み教材として利用した。学生にとって日常生活で番自然にふれる機会の多い欧米のヒットソングや映画を利用した。学生には主語と述語に注目させる為に、前後の文章や単語から推測可能な主語、目的語、もしくは述語部分を空白にした歌詞のプリントを学生に渡し、音楽を聴く前にその空白を埋めることで、空白部分のInputを意職させ、この段階では聴覚を確認の為に利用することで、聴覚Inputへの意識を高めた。
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Research Products
(1 results)