2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13852013
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
浅井 滋生 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80023274)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 一彦 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80252261)
佐々 健介 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30101166)
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Keywords | 材料電磁プロセシング / 超伝道磁石 / 配向 / 生体材料 / ハイドロキシアパタイト / 一軸配向 / セラミックス / 複合材料 |
Research Abstract |
1:炭素材料の高機能化を図ることを目的として、メソフェーズ小球体粒子からなるスラリーに強磁場を印加することを試みた。 具体的には、グラッシイ系炭素材料に分散剤を添加し均一分散させたスラリーを作製し磁場中で一軸配向させた成形体を作製した。得られた試料をXRDによる配向度の測定とSEM観察による組織観察を行って評価した。その結果、試料素材の粉砕を過度に行うと配向度が低下することを見出し、最適粒度が存在することを明らかにした。 2:生体材料であるhydoroxyapatite(HAp)およびコラーゲンとHApとの生体複合材の結晶配向体を得ることを目的とした研究を行った。 具体的には、HApの凝集一次粉末を分離・分散させたスラリーを用いることにより、ほぼ100%C面配向した成形体を得ることが出来た。この成形体試料を生体擬似液中に浸漬しHApの析出実験を行った結果、配向させた成形体表面には無配向成形体試料表面に比べて析出速度、量などにおいて優位性が見られた。しかしながら、a, b面とc面への析出挙動については顕著な差は見られなかった。 3:磁場中スリップキャスティングによるセラミックス一軸配向成型体の積層焼結体の作製に関する研究を行った。 具体的には、構造用セラミックスであるSi_3N_4粉末をスラリー化させ、それを強磁場中でスリップキャスティングし得られた一軸配向成型体を無磁場下で積層焼結した。積層条件としてアズキャストの試料を積層し焼結するのが良いことを確認した。また、仮焼した一軸配向成型体を用いて積層焼結するには加圧焼結する必要性があることを明らかにした。
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Research Products
(19 results)