2004 Fiscal Year Annual Research Report
生命1次情報の高速収集とそれに基づく統合バイオサイエンスの展開
Project/Area Number |
13GS0016
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Research Institution | National Institutes of Natural Sciences Okazaki Research Facilities |
Principal Investigator |
永山 国昭 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (70011731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 泰生 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80212265)
岡村 靖司 大学共同利用機関法人自然科学研究機構(岡崎共通研究施設), 岡崎統合バイオサイエンスセンター, 教授 (80201987)
宇理須 恒雄 分子科学研究所, 極端紫外光科学研究系, 教授 (50249950)
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Keywords | 電子顕微鏡 / 位相回復法 / DNAシーケンサー / チャネル / 蛋白質 / カルシウム / 電位依存性蛋白質 / バイオセンサー |
Research Abstract |
【複素顕微鏡】昨年に引き続き位相板の改良を行い、帯電問題の解決を図った。無帯電位相板に関し、決定的進展があり、帯電の影響を完全に除去できた(特許提出)。位相法、微分干渉法を用いて引き続き応用研究を行い、特に細胞・組織像において新しい結果を得た。 【チャネル蛋白質】フォスフォリパーゼCの活性化とイノシトール3燐酸産生に強く連関しているTRPC5が、一酸化窒素(NO)や活性酸素を感知、活性化開口し、Ca^<2+>を流入させることを見出した。まだ、本TRPC5感受性の生理的意義は、血管内皮細胞の形質膜陥入構造カベオラにおいて、一酸化窒素産生酵素eNOSと機能的複合体を形成し、NO産生のpositive feedback loopを制御することであることがわかった。 【電位センサー蛋白質】ホヤゲノムより発見された電圧感受性酵素VSPの酵素特性(基質親和性、特異性、反応速度)を明らかにするとともに、各種変異体の定量的解析により電位センサー構造変化が酵素活性変化に繋がる仕組みについて検討し、電位センサー酵素間のリンカー部分の構造変化の重要性を示した。さらに、ゼブラフィッシュ相同分子の電気的特性を明らかにするとともに第二の電圧感受性膜タンパクの機能を同定し、電圧センサーの情報転換をタンパク構造の普遍的原理から明らかにする基盤を得た。 【蛋白質機能素子作製】平坦な基板表面に、脂質二重膜と基板表面との間に水の層を設けたテザードサポーテッドメンブレン構造を形成することに成功した。このような脂質二重膜に膜タンパクであるグラミシジンを再構成し、表面構造を水中AFMで解析した。膜タンパクー脂質相互作用の特徴を反映した特異なドメイン構造を観測した。
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Research Products
(26 results)
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[Journal Article] Tight Junctions in Schwann cells of peripheral myelinated axons : a lesson from claudin-19-deficient mice
Author(s)
Miyamoto T, Morita K, Takemoto D, Takeuchi K, Kitano Y, Miyakawa T, Nakayama K, Okamura Y, Sasaki H, Miyachi Y, Furuse M, Tsukita S
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Journal Title
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