2014 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝子改変マウスを用いたウイルス感染時の新規自然免疫機構の解明
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13J01978
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
岡本 将明 北海道大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 自然免疫 / TICAM-1 / IL17 / 炎症 / 免疫疾患 / 感染 |
Outline of Annual Research Achievements |
ウイルス感染時の自然免疫応答に関わる分子群の機能解明のを目的に、特にTICAM-1の関わる生命現象に重点を置いて研究を行っている。これまで、ポリオウイルス、C型肝炎ウイルス感染時のTLR3-TICAM-1経路の働きについてその一端を明らかにしてきた。本年度はTICAM-1のTLR3、TLR4のアダプター分子としての働き以外の機能の解明を目的に研究を行った。具体的にはIL17シグナルとTICAM-1分子との作用に着目し、TICAM-1 KOマウスを用いてIL17が関わる現象について、in vivo, in vitro からの解析を行った。 現在、MEFやHepatocyteを用いた実験において、IL17刺激による応答についてTICAM-1 KOとWTで差異を認める知見を得ている。また、マウスをもちいた、IL17の関与する免疫疾患モデルにおいても、同様にTICAM-1とWTで症状が異なっていることを認めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
年次計画通り、進化系統樹、タンパク質のドメイン構造から予測されるTICAM-1の新規機能を探索し、おおむね良好な経過を経ている。
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Strategy for Future Research Activity |
TICAM-1のIL17シグナルにおける働きについて、さらなる研究を進めていく。 また、HCV感染における発がんメカニズムについて、自然免疫受容体からのシグナル伝達の関与の可能性にせまる。
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Research Products
(1 results)