2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14083201
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
山下 晋司 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60117728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩本 通弥 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60192506)
森山 工 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (70264926)
渡邊 日日 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 専任講師 (60345064)
名和 克郎 東京大学, 東洋文化研究所, 助教授 (30323637)
清水 展 京都大学, 東南アジア研究センター, 教授 (70126085)
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Keywords | 文化人類学 / 文化生成 / 資源化 / 祉会的利用 / 動態 |
Research Abstract |
今年度は最終年で、これまでの研究を総括し、成果論文集の作成に向けて活動を展開した。この目的のために、研究組織のそれぞれの役割分担にそって、個別の研究調査・資料収集を進めるとともに、3度の研究打ち合わせ会において班全体の研究の深化を図った。研究深化のための国内研究打ち合わせ会として、(1)7月1日、東京外国語大学において、総括班理論研究会と連携して行われた研究会で、山下晋司が発表し、(2)11月24-26日、沖縄・西表島において、研究分担者である堂下恵のほかに、海津ゆりえ(海津デザイン研究所)、田辺明生(京都大学)を招いて、討論し、(3)2月2-3日、金沢において、出版計画をめぐって研究分担者全員で検討した。また、12月9日東京外国語大学で行われた総括班主催の国際シンポジウムでは、本班からは窪田幸子と香港から招聘したゴードン・マシューズ(香港中文大学)が発表した。海外出張として、名和克郎が5月、米国・ミルウォーキーでのアメリカ人類学会文化人類学部会で、山下が6月、イギリス・リーズにおけるアジアにおける観光に関する国際会議において、研究成果の一部を発表した。また、窪田は8月、オーストラリアにおいて、清水展は3月、フィリピンにおいて、現地調査を行った。以上の研究活動を通して、当初の課題に対し研究の進展と深化がみられた。過去5年間の研究成果は、一つは『講座資源人類学』(全9巻、弘文堂)の『資源化する文化』(山下晋司編)の巻、もう一つは英文論集Culture as a Resource (仮題、Shinji Yamashita and Jerry Eades eds. Berghahn Books)として刊行される予定である。
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Research Products
(7 results)