2005 Fiscal Year Annual Research Report
Theory-Awareオーサリングワークベンチの開発
Project/Area Number |
14208029
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
溝口 理一郎 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20116106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 満 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 教授 (80212786)
來村 徳信 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (20252710)
古崎 晃司 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (00362624)
林 雄介 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (70362019)
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Keywords | オントロジー工学 / オントロジーアウェア / オーサリングツール / CSCL |
Research Abstract |
近年科学技術の急速な進歩と新分野の知見の増大に伴ってコンピュータを援用した知識の体系化の支援に対する期待が高まっている.特に,e-Learningの世界においては学習理論,教授理論,教授設計理論を工学の立場から体系化し,それをシステム開発に携わる技術者に提供する知的なパートナーは次世代の知的オーサリングシステムとして必須のものとなる.本研究では,オントロジーに基づく知識体系化のガイドラインの開発とそれに基づくTheory-Awareオーサリングワークベンチの開発を行った.具体的には,4年間の研究期間において,(1)これまで行ってきた知識体系化研究の成果をまとめて体系化ガイドラインの構築とそれを支援するコンピュータ環境の設計と開発,(2)学習理論,教授理論,そして,教材設計理論のオントロジーを開発し,代表的な理論を工学の立場から組織化して,e-Learningシステムの開発において理論を実務に活かすことを支援するTheory-Awareオーサリングワークベンチのプロトタイプを設計・開発した. 本年度は,そのような研究全体の道筋の中で以下の研究を行った. (1)実装したオントロジーの再検討と洗練 (2)プロトタイプシステムの,Learning Designなどの標準技術への準拠のための強化 (3)次年度以降の研究の発展を見越して,オントロジー理論の強化,ガイドラインから方法論へ,表現のオントロジーの問題などの検討を開始し,本研究の発展としての,理論の工学的利用を促進するという意味での「理論のPrescriptiveな」体系化の方法論へと研究を発展させる準備も行った. 以上の研究によって,e-Learningドメインにおける理論的研究と現場での実践の間に存在するギャップを埋めることに貢献した.
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Research Products
(8 results)