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2002 Fiscal Year Annual Research Report

秩序問題への進化ゲーム理論的アプローチ

Research Project

Project/Area Number 14310095
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

大浦 宏邦  帝京大学, 経済学部, 助教授 (60297116)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 辻 竜平  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助手 (40323563)
林 直保子  関西大学, 社会学部, 助教授 (00302654)
金井 雅之  山形大学, 教育学部, 講師 (60333944)
佐藤 嘉倫  東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90196288)
鬼塚 尚子  帝京大学, 文学部, 専任講師 (50307203)
Keywords秩序問題 / 社会的ジレンマ / 進化ゲーム理論 / 選択的プレーパラダイム / 非ランダム相互作用モデル / 実験的研究
Research Abstract

本年度は、全体会合の合宿を2回行い、実証班の活動として「転職実験」を行った。
第一回合宿(於、関東学院大学)では、研究プランの理論面の検討と秋に行う転職実験の打ち合わせを行った。転職実験は、所属集団(会社)を変更できる条件で、社会的ジレンマの実験を行い、どのような行動戦略と所属集団変更戦略が観察されるかを調べることを目的としている。理論的な予想では、最初は協力戦略から開始し、非協力者が現れると自分も非協力に転じつつ、転職機会では集団を変えようとする戦略(スクランブル・トリガー戦略)が観察され、その利得が非協力戦略の利得を上回ると考えられた。
実験は11月中旬〜下旬に2つの大学でのべ7回実施し、111名の被験者からデータを得ることができた。分析の結果、3割程度の被験者がスクランブル・トリガーに近い戦略をとったが、平均利得は非協力戦略の平均利得を下回り、予想を部分的に支持する結果となった。
第二回合宿(於、東北大学)では、この実験結果について検討し、15年度の調査計画を立案した。その結果15年度は実験の追試を行うとともに、シミュレーションなどの方法でスクランブル・トリガー戦略の利得が非協力戦略の利得を上回る条件を探るなどの研究を進めることが決定された。実験の結果は2月の国際ネットワーク学会(於、メキシコ、カンクン)ですでに報告され、3月の数理社会学会(於、大分大学)でも報告される予定である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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