2003 Fiscal Year Annual Research Report
Epistemological Frameworkと英米文学
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14310206
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鷲津 浩子 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (30149372)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
バレストリエリ エリザベス 麗澤大学, 文学部, 教授 (80348375)
中田 崇 実践女子大学, 文学部, 助教授 (30286695)
荒木 正純 筑波大学, 文芸・言語学系, 教授 (80015883)
長岡 真吾 筑波大学, 現代語・現代文化学系, 講師 (70237501)
宮本 陽一郎 筑波大学, 文芸・言語学系, 助教授 (70166205)
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Keywords | Epistemological Framework / 英米文学 |
Research Abstract |
平成11年から筑波大学アメリカ文学会を母体に発足した「Epistemological Frameworkと英米文学」研究会は、読書会と研究発表会を年に3〜4回のペースで行なってきた。本年度の活動も、基本路線において変わりはない。ちなみに、本年度の実績は以下のとおりである。 (1)4月例会は3月にくりあげて筑波大学で開催され、森田孟が「タッカーマンとその時代」という講演を行なった。 (2)5月には、筑波大学において、成城大学名誉教授の八木敏雄氏による「『白鯨』の難しさ」という特別講演ならびに研究会が開催された。 (3)9月例会は国際文化会館で開催され、鷲津浩子の「リチャード・アダムス・ロック『月ペテン』と望遠鏡」という研究発表と岩元巌の「ドライサーの実作法」という講演が行なわれた。 (4)12月例会は再び筑波大学で開催され、若手研究者たちによる読書会(Sacvan Bercovitch, American Jeremiad)のと福井崇史による「ヘンリー・ジェイムズと写真術」の研究発表が行なわれた。 次回の予定は、4月に国際文化会館で長岡真吾と佐藤憲一による研究発表とすでに決定している。また、学会活動以外にも、個別の意見交換は若手研究者を中心に1ヶ月に1度ほどのペースで活発に行なわれている。 平成15年5月には昨年度までの研究活動状況をまとめた『イン・コンテクストEpistemo-logical Frameworks and Literary Texts』が出版され(奥付きは3月の日付)が出版され、主要関係学会内外で高い評価を受けた。この出版費用の一部は、平成14年度と平成15年度の科学研究費補助金から捻出されている。 次回の活動状況報告は、平成17年度に出版される予定で、すでに執筆者の選考が行なわれ、依頼の結果、快諾の返事をもらっている。目下の研究会活動の中心は、この書籍出版のための準備と研究の拡充・発展となっている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 荒木 正純: "芥川・『少年世界』・「えらい人」"<翻訳>の周辺. (2004)
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[Publications] バレストリエリ・エリザベス: "In the Name of Empire"Reitaku University Journal. 75. 1-20 (2003)
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[Publications] 長岡 真吾: "マイノリティ、9・11、国外の戦場"筑波英学展望. (2004)
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[Publications] 荒木正純: "イン・コンテクストEpistemological Frameworks and Literary Texts"「Epistemological Frameworkと英米文学」研究会. 361 (2003)