2004 Fiscal Year Annual Research Report
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14540145
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Research Institution | Ibaraki National College of Technology |
Principal Investigator |
松久 隆 茨城工業高等専門学校, 自然科学科, 講師 (40219473)
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Keywords | 意識と信念の様相論理 / 不確実性の経済 / 期待均衡 / コア同値定理 / ナッシュ均衡 / コミニュケーション / 行動予測 / 戦略型ゲーム |
Research Abstract |
研究の目的:標記課題について具体的な研究の目標は以下の2つであった。 目的1:コミュニケーションの情報科学的側面からの戦略型ゲームのNash均衡解の基礎研究 また、経済学に関連して次を考察する。 目的2:意識・信念の多重様相論理ABに附随した不完備情報経済のモデルと中間期コアの概念の認識論的基礎研究 《得られた結果》 目的1に関しては次の定理を確立した。 定理1:各プレイヤーが勉のプレイヤーの行動予測を行なう状況の戦略型ゲームにおいて、コミュニケーション-グラフに沿ってその行動予測の情報伝達を行ない、それに伴って各自の情報構造を精緻化し、更に自分の予測を修正する情報学習課程を考える。このとき、コミュニケーション-グラフの位相的構造に無関係にこの予測はNash均衡解に収束する。 また、目的2について以下の「拡張されたコア同値定理」を証明した。 定理2:各人が意識・信念の多重様相論理体系ABを下に意思決定を行う消費者から構成される不完備情報純粋交換経済学を導入し、そこにおいても合理的期待均衡概念を拡張した期待均衡が存在し、この均衡配分とコア配分が一致する。 さらに、次の形にNo trade theoremを拡張した。 定理3:個入の初期保有量が事前的にパレート最適性配分ならば、彼らの間の思惑売り買いの取り引きは決して行われない。
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Research Products
(12 results)
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[Journal Article] No Speculation under Expectations in Awareness2004
Author(s)
K.Horie, T.Matsuhisa
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Journal Title
Computational Science - ICCS 2004 : 4th International Conference, Krakow, Poland, June 6-9, 2004, Proceedings, Part IV (Marian Bubak, Geert Dick van Albada, Peter M.A.Sloot, et al. (Editors)) (Springer Lecture Notes in Computer Science) 3039
Pages: 915-922
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[Journal Article] No Trade under Rational Expectations in Economy : A Multi-modal Logic Approach2004
Author(s)
T.Matsuhisa
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Journal Title
Computational Science and Its Applications - ICCSA 2004 : International Conference, Assisi, Italy, May 14-17, 2004, Proceedings, Part III, (Antonio Lagana, Marina L.Gavrilova, Vipin Kumar, et al. (Editors)) (Springer Lecture Notes in Computer Science) 3045
Pages: 915-925
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