2004 Fiscal Year Annual Research Report
予測技術を用いた高性能/低消費電力メモリ・システムの開発
Project/Area Number |
14702064
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
井上 弘士 九州大学, システム情報科学研究院, 助教授 (80341410)
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Keywords | 低消費電力 / 高性能 / メモリ・システム / キャッシュ / 動的最適化 |
Research Abstract |
動的消費エネルギーの削減に加え、キャッシュ・メモリのリーク消費エネルギー削減手法に関する研究を行った。また、これまでのLSI試作の結果や、FPGAを用いたプロトタイプによる結果に基づき、予測技術を用いた高性能/低消費電力化技術に関する総合的な評価を行った。具体的には以下の研究を実施した。 1:これまでに提案されたキャッシュ・リーク消費エネルギー削減方式を大域的に分類し、その比較評価を行った。その結果、今後は低リーク・キャッシュにおける性能低下が大きな問題となる事が明らかになった。 2:上記1で得た知見に基づき、プロファイル情報に基づき低リーク・キャッシュの性能低下を隠蔽する技術を開発した。また、ベンチマーク・プログラムを用いた定量的評価を行い、その有効性を明らかにした。 3:前年度までに実施したLSI試作結果、今年度実施したFPGAによるプロトタイピング、シミュレータを用いた評価結果、等に基づき、予測技術に基づく高性能/低消費電力メモリの評価を行った。 また、上記研究成果に関し、国内外会議での発表を行った。
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Research Products
(14 results)