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2003 Fiscal Year Annual Research Report

TrueFISP復素画像を用いた心臓MR画像処理/撮像法の開発とその臨床応用化

Research Project

Project/Area Number 14770485
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

浦山 慎一  京都大学, 医学研究科, 研究員(科学技術振興) (10270729)

KeywordsMRI / 位相画像 / SSFP / 位相補正 / リップル / 微分フィルター / 3T-MRI
Research Abstract

本研究の目的は、TrueFISPシーケンスに代表されるcoherent SSFP撮像法によって得られる位相画像が磁場の不均一性の影響を受けにくい特徴を持つことに注目し、TrueFISP位相画像補正法を確立し、画像領域分割や信号ノイズ比の向上などに応用することで、臨床支援を行うことである。特に本年度は、平滑化の効果を最小限に抑えながらリップルレスが保証された後分フィルターの開発、3T全身用MRI装置でのTrueFISPシーケンスを用いた心機能撮像法の試み、の2点を目的とした。
本研究で得られる位相補正後の画像は、水分を多く含む組織と脂肪を多く含む組織の境界などで、画素値の符号が反転するためにコントラストが非常に大きくなる。一般的に画像解析で使用される微分フイルターは、十分な平滑化を行わなければ、コントラストの高い領域で生じるリップル(波状の画素値変動)のために精度が落ちることが知られている。そこで、リップルレスを保証する微分フィルターとして、離散画像を0次ホールド連続画像ととらえ、それにガウススムージングをかけて得られる連続画像から微分画像を計算するフィルターを提案し、微少血管抽出に適用、良好な結果を得た。また、今年度当施設に導入された3T全身用MRI装置上で、TrueFISP撮像法を用いて心臓の撮像を試みたところ、ボディアレイコイルがないものの、十分な信号ノイズ比を持つ画像が得ることができた。ただし、撮橡断面によっては、スライス厚方向に流れる血液によるアーティファクトが生じるため、さらなる改良が必要であることが示唆された。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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