2003 Fiscal Year Annual Research Report
IFN-γKOマウスでの脱毛とIFN-γおよび同種移植による発毛の分子機構の解析
Project/Area Number |
14770997
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
大宮 由香 大阪医科大学, 医学部, 助手 (90268201)
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Keywords | 毛周期 / 脱毛症 / IFN-γノックアウトマウス / IFN-γ / 同種移植 |
Research Abstract |
前年度に、脱毛を生じるIFN-γKOマウス(H-2^b)に発毛を誘導する系として、われわれはIFN-γ腹腔内投与と他系統由来の腫瘍細胞である3-methylcholanthrene-induced ascites-type fibros arcoma細胞(H-2^d)(以下Meth A細胞)の腹腔内同種移植を、組み合わせた実験系を確立した。野生型マウスにMeth A細胞の腹腔内同種移植を行い、腹腔に誘導された細胞を経時的、形態的にcell sorter, percollにてそれぞれマクロファージ系細胞、顆粒球系細胞、リンパ系細胞に分け、IFN-γKOマウスに腹腔内投与し、移植後早期の3日目、4日目のマクロファージ系細胞を投与した群に高率に脱毛部の発毛が認められた。今回、FACSにて、抗体を用いてそれぞれマクロファージ系細胞、顆粒球系細胞、リンパ系細胞、NK細胞に分け、それぞれ腹腔内同種移植を行った。マクロファージでも、F4/80陽性マクロファージは脱毛部の発毛を促がし、Ly6C陽性マクロファージは脱毛部の発毛を妨げることが認められた。今後、これらの細胞集団に特異的な発現の誘導されたmRNAに対し、マイクロアレイ分析(Atlasアレイ;クローンテック社)にて解析する予定である。
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