2002 Fiscal Year Annual Research Report
主観的情報検索システムを応用した教育支援システムの構築に関する研究
Project/Area Number |
14780114
|
Research Institution | Kyushu Women's University |
Principal Investigator |
宮本 和典 九州女子大学, 文学部, 講師 (00295007)
|
Keywords | 情報検索 / 教育支援 / 主観 |
Research Abstract |
人が問題を解決する場合,その問題について情報を収集する.しかし,問題を的確に言語化できない場合,問題解決のための情報収集を行うのは困難である.利用者の状態に応じた情報検索を目的として「主観的情報検索システムに関する研究」を進めており,このシステムを応用した教育支援システムの構築を目的として研究を進めてきた.これまでの研究は「記号粒子蓄積型ニューロンモデル」をもとにした「主観的情報検索システム」であった.そこで,初年度にあたる平成14年度では,教育支援へ「主観的情報検索システム」の考えを応用するために,「主観的情報検索システム」の「検索エンジン」部分を教育支援で利用可能であるようするための変更に取り組むと同時に,教育支援システムのための教材開発を行ってきた.具体的には以下のことを行った. 1.現在提案している「記号粒子蓄積型ニューロンモデルをもとにした主観的情報検索システム」を教育支援に応用する場合の課題の見直しのために,「記号粒子蓄積型ニューロンモデル」について再考し,教育支援システムへ応用できるようモデルを検討した. 2.教育支援システムを構築する際に必要となる教材開発のための資料の収集を行った. 3.教育支援システムのための教材開発を行った. 現段階では,「記号粒子蓄積型ニューロンモデルをもとにした主観的情報検索システムのモデルの検討」と「教育支援システム構築のための教材開発」が融合した形にはなっておらず,別々のモデルおよびシステムとして存在している.
|