2003 Fiscal Year Annual Research Report
ダイバータ領域での不純物除去過程に関連する電荷変換断面積測定とデータサーバ構築
Project/Area Number |
14780381
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
今井 誠 京都大学, 工学研究科, 助手 (60263117)
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Keywords | 電荷変換 / 電荷移行衝突 / 断面積 / ダイバータ / エッジプラズマ / データ収集 |
Research Abstract |
平成14〜16年度の3ヶ年で、プラズマ不純物除去過程の数値的詳細検討に不可欠となる不純物元素の低電離イオンの電荷変換衝突断面積(全/部分断面積)のセットを実験的に絶対値測定するとともに、学術誌に発表された断面積測定データを収集し、電荷変換断面積データ公開サーバを構築する。 平成15年度は、14年度に引き続き、炉壁および炉内の各種デバイスを構成する低Z,高Z材料に含まれるBe, B, Fe元素のイオン(+1〜2価)を入射イオンとし、ガスダイバータの使用ならびにプラズマ中に少なからず存在する気体を考慮し、He, Ne, Ar, Kr, H2,N2,CH4,C2R6,C3H8,CO, CO2の各気体をターゲットとして電荷変換(電子捕獲・中性化)全断面積の絶対値測定を、2〜20keVの衝突エネルギーにおいて実施した。これら全断面積測定に関する成果は、平成16年度の測定データとあわせ学術誌に発表する予定である。また、部分断面積測定のために新たに設置する静電型エネルギー分析器の構成品を14年度に引き続き導入中であり、測定のための高電圧引加・スキャンシステムの製作を継続している。 電荷変換断面積データ公開サーバ構築に関しては、平成15年分の文献調査・データ収集を行い、収集データを公開するためのサーバ計算機ならびにデータベースソフトウェアを導入し、構築を開始した。平成16年に開催される第4回原子分子データとその応用に関する国際会議(The 4th International Conference on Atomic and Molecular Data and Their Applications ; ICAMDATA2004)にあわせて公開する予定である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] S.Sugisaki, Y.Okamoto, M.Imai, 他1名: "Absolute Measurement of Charge Transfer Cross Sections for Low Energy Fe Ions"Annual Report of Quantum Science and Engineering Center (ISSN 1345-0700). Vol.5. 52-54 (2003)
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[Publications] M.Imai, S.Sugisaki, Y.Okamoto, 他2名: "Absolute Measurement of Charge Transfer Cross Sections for Low Energy Metal Ions"Annual Report of Quantum Science and Engineering Center (ISSN 1345-0700). Vol.6(発表予定). (2004)