2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15087102
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
阿波賀 邦夫 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10202772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 登 九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (60161890)
横山 利彦 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (20200917)
菅原 正 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50124219)
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Keywords | 分子スピン / 分子磁性 / ナノサイエンス / バイオサイエンス |
Research Abstract |
本研究領域では、分子磁性体の特色である量子性、操作性、構造設計性を、機能と呼べるまでに昇華させ、これを一見対極に位置すると思われるナノスピンとバイオスピン研究に展開する。この目標を効果的に達成するために A01班「スピンと分子機能」 A02班「スピンとナノ機能」 A03班「スピンと生命機能」 の3班体制をとっている。真に新しい領域の創出にまで導くには、これら3班の間にインタラクティブでかつ、良い意味での競争関係が保たれることが不可欠である。このため、総括班の果たす役割は大きい。 今年度は特に、研究領域の円滑な立ち上げと、研究領域の研究目的・計画の再確認と班員に対する周知徹底を行った。来日されていた外国人著名研究者とも議論し、助言を頂くと共に、この領域の広報に努めた。 平成15年11月には総括班会議および全体会議を東京開催で開催した。各研究代表全員と分担者の一部から、研究計画の説明をいただき、それをもとに討議した。これに応じて、総括班において確保した消耗品費を、重点配分した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] T.Goto, T.Koshiba, T.Kubo, K.Awaga: "Transverse and longitudinal relaxations of Mn-55 in the molecular cluster magnet Mn_<12>O_<12>(CH_3COO)_<16>(H_2O)_4"Phys.Rev.B. 67. 104408 (2003)
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[Publications] Y.Suzuki, K.Takeda, K.Awaga: "Enhancement of Jahn-Teller isomerism in Mnl2Ac under high quasi-hydrostatic pressure"Phys.Rev.B. 67. 132402 (2003)
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[Publications] H.Matsuzaki, W.Fujita, K.Awaga, H.Okamoto: "Photoinduced phase transition in an organic radical crystal with room-temperature optical and magnetic testability"Phys.Rev.Lett. 91. 017403 (2003)
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[Publications] M.Fujimori, Y.Suzuki, H.Yoshikawa, K.Awaga: "Packing Motifs in Porphyrazine Macrocycles Carrying Peripherally-Annulated Thiadiazole Rings : Crystal Growths of Metal-Free and Cobalt Tetrakis(1,2,5-thiadiazole)porphyrazines"Angew.Chem.Int.Ed.. 42. 5780-5786 (2003)