2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15087102
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
阿波賀 邦夫 名古屋大学, 物質科学国際研究センター, 教授 (10202772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 正 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50124219)
横山 利彦 自然科学研究機構, 分子科学研究所, 教授 (20200917)
古賀 登 九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (60161890)
内海 英雄 九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (20101694)
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Keywords | 分子スピン / 分子磁性 / ナノサイエンス / バイオサイエンス |
Research Abstract |
本研究領域では、分子磁性体の特徴である量子性、操作性、構造設計性を機能と呼べるまでに昇華させ、それをナノスピンやバイオスピン研究に展開する。このような研究を遂行するため、A01班「スピンと分子機能」、A02班「スピンとナノ機能」、A03班「スピンと生命機能」の3班を構成している。学際領域の探求を旨とする本研究領域において総括班の指導的役割は重要で、この3班の間にイアンタラクティブかつよい意味の競争関係を保つため、以下の企画を実行した。 今年度7月には札幌で公開シンポジウムを開催し、スピン偏極走査電子顕微鏡について小池和幸教授(北大院理)に、生体磁気研究の最近の動向に関して上野照剛教授(東大院医)に招待講演を依頼した。12月の岡崎公開シンポジウムでは、松本和子教授(早大理工)にハロゲン架橋白金錯体について招待講演をお願いした。さらに3月には名古屋で国際公開シンポジウムを開催し、分子磁性の研究領域よりE.Coronado教授(Valencia大)、J.Veciana教授(Bellaterra大)、M.Verdaguer教授(Pierre et Marie Curie大)、ナノおよび単分子計測の研究領域からD.Bethell教授(Liverpool大)、バイオスピンの領域よりD.J.Lurie教授(Aberdeen大)を招聘した。本領域の成果報告を国内外に発信するとともに、最終年度の領域研究のとりまとめに向けて、多方面からのアドバイスを得た。このほかには、8月に岡崎で金ナノ粒子勉強会を開催するとともに、昨年度開催した分子磁性国際会議のポストコンファレンスを那須で共催した。ここでは、より専門的な内容について議論をする場を提供した。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Tetrakis(thiadiazole)porphyrazines. 4. Direct Template Synthesis, Structure, General Physicochemical Behavior, and Redox Properties of Al^<III>, Ga^<III>, and In^<III> Complexes.2005
Author(s)
M.P.Donzello, R.Agostinetto, S.S.Ivanova, M.Fujimori, Y.Suzuki, H.Yoshikawa, J.Shen, K.Awaga, C.Ercolani, K.M.Kadish, P.A.Stuzhin
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Journal Title
Inorg. Chem. 44
Pages: 8539-8551
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