Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 滋 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60139516)
白石 昌也 早稲田大学, 大学院・アジア太平洋研究科, 教授 (70127330)
西本 真一 早稲田大学, 理工学術院, 助教授 (10198517)
村松 伸 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (70202356)
大田 省一 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (60343117)
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Research Abstract |
[京城] 城内街路の測量を継続させ,既往の皇城の東側街路測量の再検討と西側街路の測量を完了.また,南明臺・東泰臺・西成臺の周辺の測量を行った.城内脚餘地の出隅尖点が配置計画決定の箇所であるという仮説立証のための測量を進めた.?臺悉皆調査として西綏臺・西静臺・南興臺を対象とした. [歴代皇帝陵] 謙陵の配置図を作成.衛星写真を利用し,GISの基本情報として編集した.特に,執謙殿と至謙堂の平面図,執謙殿基壇立面図,彌謙樓基壇立面図,至謙堂主殿,左配殿,右配殿の平面図の作成を進めた.大南會典事例續編に記述の寸法指定箇所(謙陵,陪陵,謙壽陵,執謙殿,謙宮記碑)を遺構から特定し,換算値を用いて文献との整合性を検証した. [勤政殿の復原] 基壇址の実測及び痕跡調査と文献資料を総合的に扱い復原的研究を進めた.往時の歴史資料および写真資料から歴史情報を分析,現状調査を加えることで復原案の立案を目指した.基壇の現状実測調査を完了させ,発掘調査に向けた指針策定への情報を揃えることに努めた. [伝統家屋] 伝統的技術保持者と実験模型を使用してその技術の把握に努めた.製作の過程から,平面図,立面図,断面図を板図として作成.また,柱転びの実測,屋根裏見上げ図のスケッチを進めた.その他,現地の大工棟梁に実験模型の解体を依頼し,伝統的な解体手法についての知見を得た. [修復保存] 修理工事前の現況調査を進めた.具体的には隆徳殿に関する基本図面,柱転び実測等の結果を受け,補足的実測調査を行った。また,隆徳殿と同区画に位置する肇祖廟の基本図面の実測調査,柱転びの実測調査を行った. [都市計画] 乾成宮という文化遺産をフエの歴史的環境の中心的存在として位置づけ,フエの継続的な歴史的環境保全のための,都市デザインのマスタープラン策定へ向け,現地組織との課題,意識の共有を目指し国際ワークショップを共催した.
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