2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15320047
|
Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
津曲 敏郎 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80113588)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮岡 伯人 大阪学院大学, 情報学部, 教授 (60002979)
呉人 恵 富山大学, 人文学部, 教授 (90223106)
遠藤 史 和歌山大学, 経済学部, 助教授 (20203672)
風間 伸次郎 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (50243374)
渡辺 己 香川大学, 経済学部, 助教授 (30304570)
|
Keywords | 北方諸言語 / 言語類型論 / 危機言語 / 環北太平洋 |
Research Abstract |
1.研究会議の開催 当初の計画どおり、7月上旬に本年度第1回研究会議を網走市の道立北方民族博物館で開催した。3名のメンバーと4名の協力者(うち2名は博物館学芸員)からの研究報告をもとに、討論を行った。特にA.マルチュコフ氏(ロシア科学アカデミー、神戸大学客員)を招いて、類型論に関する講演を聞く機会をもてたことはきわめて有意義であった。またこの会議では博物館と言語学の連携について意見交換を行い、研究成果の一般への普及や現地還元の問題についても活発な議論が行われた。 2.海外実地調査による資料収集 代表者・分担者あわせて6名および協力者1名が本研究による海外調査を実施した。これにより本研究推進のための資料を収集・拡充するとともに、現地研究者や研究教育機関との連携をさらに深めることができた。収集されたデータの一部は謝金を活用して入力・整理され、各分担者のもとで分析ならびにデータベース化の作業が進められた。 3.第19回「大学と科学」公開シンポジウム「今、世界のことばが危ない!」への参加 11月に行われた標記シンポジウムに本研究メンバーの全員が参加し、そのほとんどが講演・司会・パネリストおよびポスター発表などの重要な役割を担った。 4.研究報告書の刊行 昨年度の研究報告書刊行に続き、本年度も成果の一部を論文集(津曲敏郎編『環北太平洋の言語』12号、2005年3月刊)のかたちで刊行することができた。また分担者1名の研究成果についても、本研究の成果として別途刊行した。
|
Research Products
(14 results)