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2004 Fiscal Year Annual Research Report

設備環境設計のための人体動作データの知的生成

Research Project

Project/Area Number 15500108
Research InstitutionToyohashi University of Technology

Principal Investigator

栗山 繁  豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (20264939)

Keywords人間動作の知的生成 / 行動シミュレーション / モーションキャプチャデータ / 動作データベースの知的検索 / 空間設計支援 / CG仮想人間
Research Abstract

本研究は,人間の実際の動作を3次元計測して得られる動作データを用い,人間の自然な行動や動きを生成することによって,設備環境の作業効率や居住性を評価するシステムを構築することを目的とする.その技術基盤として動作データを知的に検索および変換する手法を開発し,あらゆる設備環境と作業または集合状態に対して,人間の自然な振る舞いを生成する機構を開拓する.以下にその成果を列挙する.
■作業のシミュレーションに用いる動作データを効率的に検索する基盤技術として,動作姿勢のアイコンを対話的に選択して動作データの必要部分を取得する操作インタフェースを開発した.動作データに含まれる全姿勢を2次元格子のマップ上に均等に分布させ,それらの代表的なイメージを可視化したものを動作データ検索のためのキーとして用いる手法を提案した.また,操作性評価実験を通して有効性を確認した.さらに,動作データの要素区間の抽出に用いられる姿勢を,機械学習を導入して自動識別する機構を開発した.その研究内容は著名な国際会議で口頭発表した.また,開発したシステムはWeb上に一般公開する予定である.
■複数の類似した動作データを補間する際に,空間統計学の計算法に基づいたカーネル関数の推定方法を導入し,動作を高精度に実時間で合成する手法を開拓した.この手法によって,低次元空間での操作変数によって与えられる幾何学的な拘束条件を精度良く近似するように動作が補間される.ゆえに,高い信頼性を有する作業動作が実時間で生成できる.その内容は国際的な学術論文誌に投稿した.
■混雑環境における歩行集団の流動を,人間の心理モデルと集団密度に依存した歩行速度制御を導入して,精確にシミュレーションする手法を開発した.この手法によって,特に人通りの多い空間を設計する際に,設備の配置が人の流れ(動線)に及ぼす影響等を予測できる.その成果は国内の学術論文誌に投稿した.

  • Research Products

    (3 results)

All 2005 2004

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 動作データ学習を用いた仮想人間のキーフレームアニメーション2005

    • Author(s)
      向井智彦, 栗山繁, 金子豊久
    • Journal Title

      電子情報通信学会論文誌 J88-D-II巻・1号

      Pages: 78-87

  • [Journal Article] 大量のデータに基づく動作生成技術2005

    • Author(s)
      栗山繁
    • Journal Title

      精密工学会誌 71巻・4号

  • [Journal Article] 3Dモーションデータによる作業動作シミュレーション2004

    • Author(s)
      栗山繁
    • Journal Title

      設計工学 39巻・12号

      Pages: 21-27

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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