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2003 Fiscal Year Annual Research Report

自然遊びにおける子どもの身体アイデンティティに関する研究

Research Project

Project/Area Number 15500404
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

日下 裕弘  茨城大学, 教育学部, 教授 (80177980)

Keywords自然遊び / 子ども / 身体アイデンティティ / 遊戯世界の諸契機 / 現象学的身体論 / 「光るどろだんごづくり」
Research Abstract

本研究は、「子どものアイデンティティ」を、「自然の中で」「異年齢の仲間」と「思いっきり楽しく遊ぶ」諸実践の分析を通じて、特に「身体論」の視角から考察することを目的としている。
すなわち、自然遊びにおける子どもの「身体アイデンティティ」に関する問題、とりわけ、(a)子どもたちが、異年齢集団でおこなう自然遊びにおいて、「他者」を練り込む過程とその身体アイデンティティの問題、および、(b)笑顔の研究では明らかにすることができなかった「フロー状態にある子どもの身体アイデンティティ」の問題が本研究の重要な課題である。
本年度は、その予備的段階として、以下のような調査研究を行った。
1 T小学校での自然遊び(予備的実験的性格)
・「カリキュラムの一環」としての自然遊び(週2回)
・PTA主催「ふれあいの集い」での自然遊び
・内容:「校庭の自然と遊ぼう」「みんなで遊ぼう」など
2 「異年齢集団」による子どもの自然遊びに関する施設及び活動の実態調査
(対象年齢:小学校1年〜中学校3年生)
・茨城県生涯学習課「自然体験フィールド」
・茨城県立青少年自然体験施設
・各市町村で行われている自然遊び(ex. H市「40泊の体験活動」)
3 第1回「自然遊びの宿泊体験学習」(予備的実験的性格)
・場所:茨城大学大子合宿研修所
・対象:小学校4年生〜中学校2年生、約40名程度
・内容:アイスブレイク、登山、川遊び、『光るどろだんごづくり』など
・手法:カメラ、ビデオ、録音、感想日記、アンケート、インタビューなど
4 子どもの自然遊び(スキー)の実態調査
・場所:栃木県那須町マウントジーンズ・スキー場
・内容:スキーにおける子どもの身体に関するレポート(写真、ビデオ、観察など)
なお、特に、「3」の研究成果は、「遊戯世界における身体〜「光るどろだんごづくり』を事例に〜」と題して、平成16年4月、「体育学研究」に投稿するために、現在執筆中である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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