2004 Fiscal Year Annual Research Report
青少年の危険行動防止のための包括的健康教育に対する評価マニュアルの作成
Project/Area Number |
15500482
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (90198432)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝野 眞吾 兵庫教育大学, 学校教育学部, 副学長 (70098523)
川畑 徹朗 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50134416)
石川 哲也 神戸大学, 発達科学部, 教授 (60082989)
春木 敏 大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (80208694)
佐藤 真 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20324949)
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Keywords | 包括的評価 / 薬物乱用防止教育 / 栄養教育 / プロセス評価 / 事業評価 |
Research Abstract |
昨年要約したEMCDDA(Europian Monitoring Centre for Drugs and Drug Addiction)のGuidelines for the evaluation of drug prevention(薬物乱用防止評価指針)を詳細に分析し、著書(分担執筆)においてまとめた。 さらに、地域性を考慮し、豪州における薬物乱用防止教育の評価を検討するために、National School Drug Education Strategy (Department of Education, Training and Youth Affairs, Australia, 1999)を分析し、まとめた。その結果、豪州における評価についても、欧州と同様、多面的に評価することの重要性が確認された。また、評価結果の関係者へのフィードバック、それらを踏まえた対策の改善の重要性が強調されていた。 次に、栄養教育の評価について、目的、デザイン、種類、方法、結果のフィードバックに分けて各々概説し、著書(分担執筆)にまとめた。本書の評価マニュアルの枠組みと内容は、栄養領域であるもののほかの危険行動にも適用できるので、評価マニュアルの基本形を作成したこととなる。 さらに、埼玉県A市の某中学校において年間30時間程度実施されている、Lions-Questライフスキルプログラム「思春期のライフスキル教育」のプロセス評価結果について、2004年4月に豪州メルボルンで行われた"18^<th> World Conference on Health Promotion and Health Promotion"においてポスター発表した。発表後、豪州の研究者を初めとして、プロセス評価に関する資料・論文提供があり、評価マニュアルの基礎資料を得ることができた。
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Research Products
(3 results)