2005 Fiscal Year Annual Research Report
青少年の危険行動防止のための包括的健康教育に対する評価マニュアルの開発
Project/Area Number |
15500482
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90198432)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝野 眞吾 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 副学長 (70098523)
川畑 徹朗 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50134416)
石川 哲也 神戸大学, 発達科学部, 教授 (60082989)
春木 敏 大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (80208694)
佐藤 真 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 助教授 (20324949)
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Keywords | 包括的評価 / 喫煙防止教育 / 中期的評価 / 安全対策評価 / プロセス評価 |
Research Abstract |
まず、喫煙防止教育実施後の3年間を追跡した中期的評価について、調査方法、分析方法、評価結果の考察などを重視しつつ、英文にまとめ、Japanese Journal of Public Health(日本公衆衛生雑誌英文誌)に掲載した。その過程において、追跡調査の実施方法、調査脱落者のデータの扱いと確認、主な分析変数の選択など評価方法に関わり生じやすい課題が明らかになり、分析を通して、実際的な解決策を明らかにすることができた。また本論文内容は、喫煙防止に限らず他の健康問題についても当てはまることであり、評価マニュアルの中の中期的効果の評価方法の記述に活用した。併せて、教育評価の必要性、評価方法、評価におけるエビデンスについて検討し、Randomized Control Trialに限らない研究デザインによる介入研究の必要性、準実験デザインや前後比較デザインの重要性、プロセス評価の必要性などについて言及した。これらは、保健医療関係者、学校教員などに周知すべきと考え、該当雑誌(学校保健研究、保健医療科学、体育の科学)に記述した。これらについても、評価マニュアルの作成に有用であった。 また、学校安全教育を含む学校安全対策の評価システムの開発に関する研究に関連して、学校安全対策に関する学校教員の意識調査結果をまとめ、学校安全対策評価システムの開発にも触れ、国際学会(3^<rd> Asian Regional Conference on Safe Communities)のポスターセッションにおいて発表した。さらに、発表がプロシーデイングとして採択されたため、英文にまとめた。
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Research Products
(5 results)