2004 Fiscal Year Annual Research Report
福祉・環境・ジェンダーを視点とした家庭科の横断型カリキュラムの構造化と授業開発
Project/Area Number |
15530576
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
荒井 紀子 福井大学, 教育地域科学部, 教授 (90212597)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 英子 信州大学, 教育学部, 教授 (20126709)
得丸 定子 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00293267)
神川 康子 富山大学, 教育学部, 教授 (50143839)
綿引 伴子 金沢大学, 教育学部, 助教授 (90262542)
鈴木 真由子 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (60241197)
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Keywords | 福祉 / 生活環境 / ジェンダー / 家庭科教育 / カリキュラムモデル / キャリア教育 / 環境教育 / いのち教育 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度のカリキュラムの構造化に関する理論的研究を土台に、各担当分野での授業開発とその実践を行った。全体として年間5回の研究会を持ち、授業とその振り返りについて内容の検討と共有化を図った。研究代表者および分担者の研究内容は以下のようである。 1.カリキュラムの構造化に関わって、特に小中高校の横断型カリキュラムの発達課題と学習題材の関係を整理し、小、中、高校のマトリックス図を作成した。(荒井・全員)また、北欧のカリキュラム開発についてインタビュウ調査と資料収集を行った。(荒井紀子) 2.エネルギー・環境問題に関する問題点や課題を整理するとともに、小・中学生を対象にしたエネルギー・環境学習のカリキュラムを考案して、授業実践を試みた。成果の一部を『エネルギー・環境学習フォーラム』にて発表した。(松岡英子) 3.「いのちと生活」に関わる小・中学校の横断的カリキュラムを検討するとともに、「いのち教育」について附属中学校教諭と共に2つの授業を開発した。授業テーマは「自分を包む世界への信頼感を高める授業=インターネット掲示板への自殺志願者の投書を題材に-」と、「家族の声が聞こえますか-お父さん世代の自殺を防止するために-」である。(得丸定子) 4.住生活の課題を整理し、児童・生徒が主体的に取り組むことのできる領域横断的なカリキュラムを検討した。そして、住領域と家庭経営領域を融合する形で、高校「となみ野のまちづくりを考えよう」、小・中学校「家族員にとっての快適なすまい」をテーマに授業実践を行った。(神川康子) 5.米国の教育改革と家庭科カリキュラムについて、資料の分析を進めるとともに、保育・ジェンダー・家族を関連させた学習カリキュラムの検討とモデル授業の開発を行った。(綿引伴子) 6.中学校技術・家庭(家庭分野)において、キャリア教育の実践を前提とした副読本を印刷・製本し、授業における活用の可能性について評価した。また、アメリカ高等学校向けの教科書の関連箇所を翻訳し、それを参考に中学校における授業(5時間)を構想した。(鈴木真由子)
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Research Products
(6 results)