2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15760257
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
山田 寛喜 新潟大学, 工学部, 助教授 (20251788)
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Keywords | MIMOチャネル / アレー校正 / スーパーレゾリューション法 / 素子間相互結合 / 到来方向推定 / MUSIC法 |
Research Abstract |
今年度は,以前に実施した科研費により構築された多次元電波伝搬モニタの送信部分を多チャンネル化し,2GHz帯のMIMOチャネル伝播計測システムを構築し,まず,超解像手法による観測パラメータの時間変動を明らかにした.具体的項目は下記の通りである. (1)擬似MIMO電波伝搬チャネル推定システムの試作 ピンダイオードスイッチを用い,送信アレーの高速スイッチングを実現し,FM-CW方式による多次元電波伝搬モニタ(現有設備)をMIMO化した. (2)MIMO計測システムのキャリブレーション 超解像手法による高分解能化は,システム誤差の影響を受けやすい。今年度の研究では,送信スイッチング間隔,FM-CW掃引間隔を最適化し,また,反射板などの影響を含めたアレーの校正(キャリブレーション)手法を開発し,その校正精度を理論,実験により検証した.ここで開発した校正手法はMIMOシステムのみならず,一般の反射板つきアレーにおいても有効な手法である. (3)超解像MIMO伝搬推定手法に関する検討 超解像手法であるMUSIC法やMODE法に基づき,MIMOチャネルに相当する多チャンネルの時空間伝搬推定を行い,各チャネルの素波の到来方向,伝播遅延時間に関する基礎データを収集した.これらは,MIMO伝搬における時空間チャネルの相関特性などを決定する重要なパラメータである.この基礎データとMIMO時空間チャネルの関係の解析は,次年度に行う予定である.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 原六蔵, 山田寛喜, 山口芳雄: "校正用データセット数を軽減した反復的アレー校正手法"電子情報通信学会,和文論文誌B. J86-B, no.9. 1906-1913 (2003)
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[Publications] 池田堅一, 原六蔵, 山田寛喜, 山口芳雄: "種々のDOA推定法とアレー校正の効果に関する検討"電子情報通信学会技術研究報告. AP2003-60, no.7. 115-120 (2003)
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[Publications] 原 六蔵, 山田寛喜, 小川恭孝, 山口芳雄: "影像法を用いる反射板付ダイポールアレー校正"電子情報通信学会技術研究報告. AP2003-140, no.9. 43-48 (2003)
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[Publications] 原 六蔵, 山田寛喜, 小川恭孝, 山口芳雄: "影像法を用いる反射板付ダイポールアレーの校正に関する検討"2003年電子情報通信学会ソサイエティ大会. B-1-116(CD-ROM). (2003)
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[Publications] 池田堅一, 原 六蔵, 山田寛喜, 山口芳雄: "スーバーレゾリューション法を用いたコヒーレント波のDOA推定に関する校正実験"2003年電子情報通信学会ソサイエティ大会. B-1-121(CD-ROM). (2003)
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[Publications] 原六蔵, 山田寛喜, 山口芳雄: "影像法を用いる反射板付ダイポールアレーの校正について"平成15年電子情報通信学会信越支部大会. E-5. 109-110 (2003)