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2004 Fiscal Year Annual Research Report

植物細胞の細胞質分裂における微小管束化タンパク質TMBP200の機能解析

Research Project

Project/Area Number 15770033
Research InstitutionKansai University

Principal Investigator

安原 裕紀  関西大学, 工学部, 専任講師 (80257906)

KeywordsTMBP200 / フラグモプラスト / 細胞質分裂
Research Abstract

昨年度までの研究で、デキサメタゾンによる誘導発現が可能なバイナリーベクターpTA7002を用いて作出したGFP::TMBPN1あるいはGFP::TMBPC1を誘導発現するBY-2株について、GFP融合ポリペプチドが細胞分裂におよぼす効果を、キシログルカン抗体とPIによる細胞壁と核の2重染色により検討した。その結果、GFP::TMBPN1に関しては、昨年度までに得られた結果とは異なり、その誘導発現による細胞分裂の異常はほとんど観察されなかった。一方、GFP::TMBPC1に関してはその誘導発現により、低頻度ながら多核細胞が出現した。これらの多核細胞には、不完全な細胞板を持つ、細胞質分裂に失敗したと考えられるものと、様々な大きさの核を持つ、有糸分裂に失敗したと考えられるものがあった。これらの細胞に見られる異常な細胞分裂の過程における微小管配列の変化を観察するために、これらの細胞に35Sp::mRFP-βチューブリンcDNAを導入し、微小管が可視化された株を作出し、現在解析を進めている。
本年度の研究で、あらたにGFP::N1-N5(1-4203アミノ酸残基)を誘導発現するBY2株をpTA7002を用いて作出した。GFP::N1-N5は細胞質全体に分布し、フラグモプラスト微小管への局在は観察されなかった。また、GFP::N1-N5の発現による細胞分裂の異常は観察されなかった。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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