2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of cell contraction assay
Project/Area Number |
15H03004
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
出口 真次 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (30379713)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 細胞バイオメカニクス / メカノバイオロジー / メカノミクス / 細胞収縮力 |
Outline of Annual Research Achievements |
細胞の収縮力を従来よりも効率良く可視化・定量化することができる新しい技術を開発することを目的とする。昨年度に試作した96ウェルプレートについて、より確実に性能の良いものを作るためのプレートそのもの、またプレート製作装置に関する設計変更を行った。この設計において、本技術ではプラズマ表面改質を行った基板を利用するが、その改質面に触れることができないために、改質面以外の部分を部物理的に支えながら96ウェルプレートを作る側壁部分に取り付ける機構を考案した。また、ステッピングモーターを4つ取り付けて自動化機構を組み込むための改良を行っている。また、細胞を用いた予備実験の結果から、プレートの基板材料や表面改質条件について細胞種に合わせた見直しが必要であることがわかり、詳細な検討を行った。また、細胞発生力に関する大量データを扱うメカノミクス研究を推進するには、96ウェルプレートの開発だけでなく、自動画像解析を行うためのソフトウェアの開発が必須である。本年度は高速フーリエ変換を基礎とした画像解析アルゴリズムを提案し、実際に自動的に細胞発生力の解析を行うための基礎を構築した。特にマウス間葉系繊維芽細胞など、間葉系の細胞において再現性よく実験結果の定量化ができることを確認した。その内容の一部をまとめて、共同研究とともに論文を投稿した。その中で、特に当代表者グループは、細胞ー基質間接着に含まれるタンパク質群が細胞トラクションフォースに及ぼす影響を定量化する実験と解析を担当した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
独自96ウェルプレートの試作版は既に完成していたが、より良い性能をもたせるために装置の設計変更を行う必要があり、少し時間を要した。しかし自動画像解析ソフトウェアなど、要素技術について論文投稿を行うなど、順調に研究成果は得られていると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
企業の協力も得ながら、実用に耐えうる特殊96ウェルプレートを作製する。また同プレートの自動作製装置を完成させ、それを用いた実験を通して同技術の有効性を実証する。
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Remarks |
大阪大学・出口研ホームページ http://mbm.me.es.osaka-u.ac.jp
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Conformational plasticity of JRAB/MICAL-L2 provides “law and order” in collective cell migration2016
Author(s)
Sakane, Y., Yoshizawa, S., Nishimura, M., Tsuchiya, Y., Matsushita, N., Miyake, K., Horikawa, K., Imoto, I., Mizuguchi, C., Saito, H., Ueno, T., Matsushita, S., Haga, H., Deguchi, S., Mizuguchi, K., Yokota, H., Sasaki, T.
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Journal Title
Molecular Biology of the Cell
Volume: 27
Pages: 3095-3108
DOI
Peer Reviewed
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