2016 Fiscal Year Annual Research Report
サルコペニアの遺伝リスクスコアを考慮した運動・食事療法の開発
Project/Area Number |
15H03099
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
真田 樹義 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (50421227)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 晴香 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 健康増進研究部, 研究員 (20344880)
宮地 元彦 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 健康増進研究部, 部長 (60229870)
家光 素行 立命館大学, スポーツ健康科学部, 教授 (90375460)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 医療・福祉 / 遺伝子 / サルコペニア / 運動 / 食事 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、運動習慣に関連する遺伝子多型、サルコペニアの診断基準に関する研究成果について発表した。DRD2/ANKK1遺伝子多型は、子どもから青年期にかけての運動習慣との関連が認められたが、現状の身体活動量との関連性は認められなかった。 1. Murakami H, Iemitsu M, Sanada K, Miyachi M. et al. DRD2/ANKK1 Gene Polymorphism is Associated with Exercise Habit in the Periodfrom Childhood to Adolescence in Japanese. J Phys Fitness Sports Med. 2017 Mar ; 6(2):pp111-117. 2. Furushima T, Miyachi M, Iemitsu M, Murakami H, Kawano H, Gando Y, Kawakami R, Sanada K. Comparison between clinical significance of height-adjusted and weight-adjusted appendicular skeletal muscle mass. Journal of Physiological Anthropology. 2017 Feb; 36(1):15.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在、健康な日本人男女506名を対象に,全ゲノム遺伝子多型高密度解析法(GWAS、HumanOmni1-Quad BeadChip, Illumina社製)を用いて,ヒトゲノム上に点在する約600万個の一塩基多型を分析している。GWASは660WとOmni 1との Imputationを行い、最終的には6,034,498 SNPsで解析した。サルコペニアの基準は、我々が以前報告した若年被験者の平均値マイナス2SDで行った(Sanada et al Eur J Appl Physiol 2010)。 その結果、49SNPsがP<10-5で検出された。それぞれのピックアップされたSNPの中から、1つの遺伝子の中にあるSNPが複数ツリー上に上昇しているもので、偽陽性であるかないかの確認を行い、その後抽出された遺伝子がどの遺伝子とリンクしているのかをBioinfomaticな方法で確認してサルコペニアのリスクにタンパク質の機能に関与する可能性があるのかを確認している。現在、ESR1やMEGF10などが候補遺伝子として抽出されている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究は、現在候補遺伝子として同定されている遺伝子のリスクスコアーを解析し、論文化を図っていく。
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Research Products
(24 results)
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[Presentation] サルコペニア肥満の簡易評価法2016
Author(s)
真田樹義、宮地元彦、石井好二郎、浅原哲子
Organizer
第3回日本サルコペニア・フレイル研究会研究発表会
Place of Presentation
今池ガスビル(愛知県・名古屋市)
Year and Date
2016-11-06
Invited
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[Presentation] サルコペニア肥満の評価法2016
Author(s)
真田樹義、宮地元彦、石井好二郎、浅原哲子
Organizer
第71回日本体力医学会大会
Place of Presentation
いわて県民情報交流センター(岩手県・盛岡市)
Year and Date
2016-09-24
Invited
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