2015 Fiscal Year Annual Research Report
音声教育プラットフォームによる小・中教員の英語指導支援:継続的・協働的研修の効果
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15H03228
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
折井 麻美子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30334585)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松坂 ヒロシ 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20096449)
大賀 京子 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40343016)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 教員研修 / 教員養成 / 発音指導 / 発音ソフト / 聴解指導 / オンデマンド / ICT / CLIL |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、英語音声教育研修プラットフォームを構築する為の、以下の4種類の基礎調査を実施した。 (1) 小・中教員の研修に対するニーズ調査の為、杉並区でヒアリングを実施し、区における担当部署(済美教育センターの担当者3名)と複数回にわたって、その結果を検討した。 (2) 優れた教員研修の実践例を参考とするため、教育委員会・教育センター主催の研修 (国内の都道府県・市区町村)の現地調査を目指し、平成27年8月迄、本区と母語・指導環境が類似する国内調査先を探した。研修実態を各教委が公表しない傾向を踏まえ、内々の問合せを重ねた結果、本区より充実した研修がないことが判明した。そこで海外で類似した言語・指導環境での事例の模索を開始し、11月の教員研修フォーラムで、環太平洋地域で推進事例をいくつか見つけることができた。なお、調査候補先との学事日程の違いや担当授業の都合により、調査完了に9か月を見込み延長を申請するに至った。海外での調査は、研究分担者1名がH28年11月にイリノイ大学に出張し、環太平洋地域における教員研修に関してヒアリングを行った。 (3) オンデマンドコンテンツ(ネット講義)に関する検討(設置講義科目の検討等)を開始した。 (4)ICTを活用した音声学習に関する基礎調査を実施した。英語音声学授業履修者に対して、オンデマンド授業と発音ソフトを用いた発音授業に対する興味を調べる紙面調査を実施し、データの分析および成果発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国内で予定していた先進事例調査について、そのような事例がほとんどないことが分かり、海外でのヒアリングに切り替えることとなった。そのため翌年11月まで調査時期がずれこんだ。それ以外については、現段階では、調査・研究は、おおむね順調に進んでいると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
発音ソフトの試行を平成28年度に実施し、データ収集を行った結果を踏まえ、今後は教員養成・教員研修に特化した発音ソフトの開発を進めていく予定である。
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Research Products
(1 results)