2017 Fiscal Year Annual Research Report
Does prostaglandin become the insect gwowth control factor?
Project/Area Number |
15H04611
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山本 幸治 九州大学, 農学研究院, 助教 (00346834)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坪田 拓也 国立研究開発法人農業生物資源研究所, その他部局等, 主任研究員 (00612772)
有竹 浩介 第一薬科大学, 薬学部, 教授 (70390804)
東浦 彰史 大阪大学, たんぱく質研究所, 助教 (90598129)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | プロスタグランジン / カイコ |
Outline of Annual Research Achievements |
研究課題「プロスタグランジンは新たな昆虫成長制御因子となるか?」の遂行に際し、平成29年度は(1)ノックアウトカイコ卵管中のコリオン遺伝子の発現解析、(2)ノックアウトカイコ卵管中の転写因子解析、(3)カイコ由来プロスタグランジン合成酵素(PGDS)とプロスタグランジン複合体結晶の作製を行った。平成28年度において、ゲノム編集技術TALENを用いてPGDS遺伝子のノックアウトカイコを作製している。上記(1)について、ノックアウトカイコ卵管中のコリオン遺伝子発現をリアルタイムPCR法により分析し、正常型カイコ卵管中の当該遺伝子発現と比較した。90種類存在するカイコのコリオン遺伝子のプライマーを作製しリアルタイムPCRに供した。その結果、90種類中50種類のコリオン遺伝子の発現について、ノックアウトカイコ卵管中にて発現低下が観察された。上記(2)に関して、転写因子GATAならびにC/EBPがカイコ・コリオン遺伝子群の転写因子として認められた。これら2つの転写因子を標的とし、ノックアウトカイコならびに正常型カイコ卵管中の発現比較を行った。その結果、両者卵管中において発現差異は観察されなかった。(3)の実験につきまして、PGDSと基質・プロスタグランジンとの複合体結晶は未だ得られていない。そこで、共結晶そしてソーキング法を用いて複合体結晶作成を試みた。複合体結晶は平成29年度中に得ることはできなかったが、引き続き結晶化条件を広げて複合体結晶の作製を試みている。また、より安定なプロスタグランジン類縁体を用いて、複合体結晶を作製中である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Wide distribution of a major East Asian noctuid pest explained by genomic adaptation to polyphagy and insecticides2017
Author(s)
Cheng T., Wu J., Wu Y., Chilukuri R., Huang L., Yamamoto K., et al, Arunkumar A., Kishino H., Goldsmith M., Feng Q., Xia Q., and Mita K.
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Journal Title
Nature Ecology & Evolution
Volume: 1
Pages: 1747-1756
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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