2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of breast cancer prognosis tool using the National Clinical Database-Breast Cancer Registry in Japan
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15H04796
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
徳田 裕 東海大学, 医学部, 教授 (20163975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 貴之 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 科長 (00225004)
岩本 高行 岡山大学, 大学病院, 助教 (40627238)
新倉 直樹 東海大学, 医学部, 准教授 (60459469)
河合 賢朗 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん薬物療法研究部, 特任研究員 (80513530)
宮田 裕章 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (70409704)
隈丸 拓 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (00511461)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 医療の質 / がん登録 / 医療の均てん化 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26(2014)年度のNCD(National Clinical Database)乳癌登録症例数は,79,422例であり,本邦推定罹患数の90%以上のカバー率を達成した.乳癌登録における予後情報を NCDを介して取得するシステムの構築については,平成27年度からNCDプラットフォームを使って予後情報の収集を開始した.平成28年3月31日時点での予後データ入力率は20%を下回っており,自施設の予後入力率の表示や,メール,Web上での周知により入力率の向上を計っている.また,平成16(2004)年,17(2005)年,18(2006)年の予後データの解析をそれぞれ論文として発表した. 予後情報を用いた日本版,予後予測ツールの開発については,平成27年度に過去データを使って予備的検討を開始した.本邦における検診発見乳癌の特徴,Body Mass Indexの予後に及ぼす影響,若年発症の乳癌の予後,術前化学療法前後のホルモン受容体,HER2蛋白発現状況などの解析を行い,その結果の一部を論文化した. Quality Indicator(診療の質の指標)の評価については,診療ガイドラインに基づいて乳癌領域でQIを設定し,NCDプラットフォームを使って施設ごとの6項目のQI実施率を解析した.各施設にQI実施率をフィードバックするために,NCDでシステムを整備し,平成28年6月にテスト環境をリリースし,9月から運用を開始した.現在では,8項目のQI実施率をフィードバックしている.また,年度ごとに実施率を計測することで,このフィードバックシステムの検証も同時に進めた. 病院間,地域間,医師間での医療の質の差についての検討では,とくに,乳房温存術後の残存乳腺への放射線療法や腋窩リンパ節転移が4個以上の乳房切除術後の胸壁および鎖骨上リンパ節への放射線療法の実施率について,学会認定施設,がん拠点病院などの施設間で比較検討した.その結果,非認定施設,非拠点病院で実施率が低いことが示された.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)