2017 Fiscal Year Annual Research Report
Functional Cytokine network in the Oral Cancer Stem Cell Niche and its applicastion for diagnosis and treatment
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15H05043
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岡本 哲治 広島大学, 医歯薬保健学研究科(歯), 教授 (00169153)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林堂 安貴 広島大学, 病院(歯), 講師 (70243251)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 口腔扁平上皮癌細胞 / 無血清培養 / ビタミンD誘導体 / エクソソーム / micro RNA / chemical messenger / autocrine factor / 癌幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はビタミンD誘導体(ED-71)がビタミンDレセプター(VDR)-NF-kBシグナル伝達経路を介しHBp17/FGFBP-1の発現を抑制することでin vitro及びin vivoで扁平上皮癌(SCC)の増殖を抑制することを報告してきた。細胞が培養上清中に産生する増殖因子やexosomeなどのChemical mediator (CheM)が細胞機能に重要な役割を果たしていることから、ED-71のOSCC細胞が産生するCheMに及ぼす影響をマイクロアレイ解析にて明らかにするとともにOSCCに及ぼす機能解析を行った。OSCC細胞株としてHO-1-N-1(NA)、KO、Ca9-22およびSCC細胞株A431を用いた。無血清培養系でED-71処理後の各細胞株より培養上清(CM)を採取しCM中のエクソソームを精製した。マイクロアレイ解析でED-71で特異的に発現上昇するmiR群を同定した。リポフェクション法にて、miR-X mimicをSCC/OSCC細胞に導入しmiR-X mimic過剰発現OSCC (OSCC-miR-X)を分離し、同細胞及び対照細胞の細胞増殖能及びHBp17/FGFBP-1発現を定量RT-PCR法で比較検討した。OSCC-miR-Xの増殖及びHBp17/FGFBP-1遺伝子の発現は対照と比較して有意に低下した(いずれもP<0.05)。ビタミンD及びビタミンD誘導体であるED-71はVDR-NF-kBシグナルを介してHBp17/FGFBP-1の発現抑制することでOSCCの増殖を抑制するとともに、miR-Xの発現上昇を誘導し、exosome中に包含されcheMとして細胞外に分泌されることで、paracrine的に周辺の腫瘍細胞にも影響を及ぼしていることが考えられ、miR-Xを用いたOSCC治療の有用性が考えられた。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)