2016 Fiscal Year Annual Research Report
Nursing Model for Lifestyle-related Disease Prevention: Based on the Results of a 20-year Large-scale Randomized Follow-up Study
Project/Area Number |
15H05102
|
Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
梶田 悦子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (50135373)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
中谷 芳美 福井県立大学, 看護福祉学部, 教授 (90217753)
玉置 淳子 大阪医科大学, 医学部, 教授 (90326356)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 生活習慣病 / 追跡調査 / 保健指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、平成7-8年から現在まで把握している全国5市町において無作為抽出された地域在住女性に対して、20年後の長期縦断研究により骨粗鬆症・脳血管性疾患等生活習慣病の生活因子・身体因子・栄養因子などを測定し、その結果から生活習慣病に影響する生活要因・栄養要因・身体要因を検討し、それから導きだされた評価指標に基づき、公衆衛生看護モデル構築を試みることである。27年度は沖縄県M市、香川県S市の2市町の地域在住女性790人(死亡、転居、入所、長期入院者は除外)に対して調査を行った。 28年度は、新潟県J市、福島県N町、北海道M町の地域在住女性1300人(除外者前年度同様)を対象に調査を行う予定であったが、北海道M町が調査直前の自然災害のため調査を29年度に延期した。従って平成27年度と同様の調査を2市町で実施した。対象数は、新潟県J市、福島県N町の無作為抽出されたBaseline調査を受診した地域在住女性868人(死亡、転居、入所、長期入院者は除外)。受診率は新潟県J市68.8%、福島県N町68.0%といずれも高かった。骨密度は2地域間で差がなかった。生活因子では、生活活動強度は、J市で低い者の割合が増加した。カルシウム摂取量は年齢別でみると40歳台で最も少なく、70歳台で最も多かった。20年間で、2地域ともやせが増え、肥満が減少した。喫煙率は、2市町ともやや増加していた。メタボリック症候群該当割合はN市9%、J市15%、脂質異常症割合は2市とも54%であった。糖尿病割合はいずれも8%であった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
28年度調査実施予定地域(1地域)が、調査直前の自然災害により調査実施が困難となり、29年度に延期したが、調査は円滑に実施できた。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度に自然災害で延期した調査を実施した。これは対象地域の了解も得ており、予定通り実施。29年度末までにすべての調査を終了した。
|
Research Products
(3 results)