2015 Fiscal Year Annual Research Report
重症救急疾患big data:データベース構築と臨床研究への活用
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15H05685
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
田上 隆 日本医科大学, 医学部, 助教 (40626272)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、現在包括支払制度に広く使用されている「DPCデータ」に、重症救急疾患の重症度評価に欠かせない「病院前情報」及び「検査結果情報」を、電子データで統合し、「重症救急疾患big data」という世界に類を見ないデータベースを作成する。 平成27年度は、単施設において、、①病院前情報、②DPC情報、③検査結果情報を、電子的に突合出来るシステムを持つ、データベースの構築に成功した。予定以上のスピードでシステムを構築することででき、そのため、予算の前倒し申請も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
構築が非常に困難が予想された、①病院前情報、②DPC情報、③検査結果情報の突合システムであったが、順調に研究が進み、年度末前には、データベース構築に成功した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、単施設でのシステム構築のノウハウを活かし、大規模多施設共同前向き研究として、「重症救急疾患big data」を構築する予定である。 各参加施設内において、①病院前情報、②DPC情報、③検査結果情報がシステムエンジニアにより電子的に統合されたのち、個人識別情報はすべて削除される(連結不可能匿名化)。統合データは、参加施設から申請者が所属する研究施設内のデータサーバーに蓄積される。重症救急疾患の様々な重要課題につき、臨床疫学の専門家と協力し事前に検討した方法で、データ解析を実施・報告する。また、研究開始後に考え出されたアイディア等は、探索的後向き研究として必要なデータを「重症救急疾患big data」から切り出した上で、参加者と申請者が協力し、解析・報告する。
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Research Products
(1 results)