2016 Fiscal Year Annual Research Report
Evaluation and prediction approach of cumulative dose distributions in consideration of structural change during radiotherapy.
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15H06168
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高橋 渉 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50755668)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 放射線治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
まず研究初年度である平成 27 年度に、コーンビームCT(CBCT)と非剛体レジストレーション(DIR)を用いた実線量分布を求める手法の確立を試みた。 (1) 治療前 CBCT を用いた形状変化の解析研究の第一段階として、過去の IMRT治療症例を使った解析を行った。既に収集された連日の位置合わせ用の CBCT 画像を用いて、治療期間中の腫瘍縮小や体重減少を評価した。 (2) 実線量分布の計算、積算実線量分布と治療計画上の線量分布との比較: DIR 法を用いて、位置決め CBCT に合わせ込む形で治療計画 CT を変形させることで照射当日の実線量分布を計算した。これらを合算することで全治療期間中に照射される積算実線量分布の算出を試みた。 研究最終年度である平成 28 年度には実線量分布と臨床所見の関係を調べ、形状変化を考慮した積算実線量分布予 測システムの開発を試みた。 (3) 実線量分布と副作用の頻度・重症度との関係: 照射中・治療後の副作用 (主に粘膜炎、唾液腺障害、神経障害) の発生頻度・重症度と照射毎に危険臓器に実際に照射された線量との相関を調べた。治療計画 時に予測された投与線量との違いについても検討した。 (4) 積算実線量分布の予測システムの開発: 治療序盤に実線量分布を求め、 形状変化および実線量分布の推移を把握することで治療全体で照射される積算線量分布を予測するシステムの構築を試みた。今後この予測システムが構築されることで計画時の予想から大きく逸脱しそうな症例については早期介入されることが望まれる。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)