2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development model of geography teacher in university education and in-service training.
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15H06250
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
山本 隆太 静岡大学, 教職センター, 研究員 (80608836)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 地理教員 / 養成と研修の一体化 / 教科教育力 / 研究能力 / コンピテンシー / ドイツ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,高度な教科指導力を有する地理教員の養成・研修システムの在り方について,日本に先行するドイツを参照することで,「ドイツ型地理教員養成モデル」を明らかにするとともに,養成と研修を一体化させた視点からの「ドイツ型地理教員養成・研修モデル」を明らかにした. 本研究の実績としては,「ドイツにおけるコンピテンシー志向の地理教員養成・研修モデル : 教科教育力,教育研究能力の育成を軸に」(山本隆太2017. 静岡大学教育研究. 13, p. 15-22)にまとめた. ドイツにおける大学での教員養成と研修は,教員のコンピテンシー育成という軸で体系化されていた.昨今注目が集まるコンピテンシーであるが,ドイツでは生徒のみならず,教員にもコンピテンシーの概念があてられその育成が図られていた. 実践志向の教員養成は日独ともに関心事であるが,ドイツでは,論文を用いた研究活動を通じて理論を身につけつつ,これを実践に転移することを実践志向の教員養成としていることが伺える.長い教員生活において自己研鑽のためには,論文により最新の知見を得つつ,それを学校での授業に反映させ,また,省察することが欠かせないといえる.こうした素養は教員の基礎であり,大学から身につけておく必要があるといえる. こうした教員養成・研修は,ドイツ地理学会も積極的に関与している.1990年代から公刊されてきた種々の教員養成に関する宣言や指針を下に,各地の地理学者や地理教育研究者が議論を交わし,徐々にその考え方が各州に反映されてきたものであった
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)