2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15H06682
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
東島 雅昌 早稲田大学, 高等研究所, 助教 (10756349)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 権威主義体制 / 選挙 / 分配政治 / 選挙不正 / 政治紛争 / 選挙制度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は、権威主義体制の選挙に関する理論を構築し、その経験的含意について、(1)選挙不正の程度と(2)選挙制度選択という選挙設計に関するパート、そして(3)選挙景気循環と(4)選挙後政治紛争という選挙の政治経済的帰結のパートのそれぞれに着目して、実証分析をおこなうものである。 選挙不正の分析に関しては、論文が完成し、現在英語政治学主要雑誌で査読に付されている。また、単著の一章の分析として含めるための準備として、多国間データの拡張を完了し、現在再分析をおこなっている。選挙制度選択の分析に関しては、ワーキング・ペーパーをMPSA, APSA, SPSA, University of Houston, Graduate Institute of Genevaといった海外の研究会・学会で報告し、受けたコメントをもとに改訂をおこなっている。コメントを反映させ次第、英語の政治学主要雑誌に投稿する予定である。 選挙景気循環のペーパーは、EPSAなどの学会・研究会で報告した。また、今年6月にはEuropean University Instituteの研究会で招聘報告をおこなう予定である。コメントを踏まえた改訂をおこない次第、英文査読誌に投稿する。最後に、選挙後政治紛争の分析は、Pippa Norrisらが編集したContentious Elections (Routledge, 2015)所収の論文として出版された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究プロジェクトを構成する各パートは、ほぼ予定通り進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、(1) 権威主義体制下の選挙不正にたいする人々の認識と体制正統性に関する分析、および(2) すべての章を単著の各章として有機的に結びつける作業の2つをおこなう予定である。
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Research Products
(9 results)