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2022 Fiscal Year Annual Research Report

Oral Performance of Asian University Students: Comparisons between L1 and L2 in Monologue Tests

Research Project

Project/Area Number 15K02786
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

蓬莱 朋子  信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 准教授 (40548012)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2023-03-31
Keywords応用言語学 / 英語教育 / 言語テスト
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、世界的規模で実施される英語運用能力評価試験(IELTS、TOEFL等)に含まれるスピーキングテストで採用されているタスクの一つ「モノローグ」に着目し、受験者の出身国における学校教育での試験形式(e.g.筆記、口頭試問)と、英語スピーキングテストでのパフォーマンスとの関連性を検証する。主に中国、韓国、日本における母語での口頭試問や口頭発表(以下、口頭試問)の経験の有無と、英語でのモノローグタスク遂行への影響について考証し、アジア出身の英語学習者も多く受験する、試験結果の重要性が高い英語運用能力評価試験にモノローグを使用することの妥当性を検討することを目的としている。
2022年度は、中国、韓国出身の大学生レベルの英語学習者を対象に母語と英語によるモノローグの発話前と発話中の認知プロセスに関する質問紙調査と出身国での教育背景(試験形式)についてインタビュー調査を実施した。また、文献にて各国の学校教育改革の動向、初等・中等教育における英語教育、大学の入学者選抜と成績評価等を調査した。
研究期間内には、モノローグでのパフォーマンス時の認知プロセスを言語間、被験者間で比較した。また日本の大学生を対象として、初等・中等・高等教育及び、学校教育外での口頭試問の受験経験に関する実態調査を実施したところ、回答者の10%が未受験である。そして中学校から大学における口頭試問実施教科の第1位は「英語」、第2位は「国語」、その他の教科においても行われているが少数である。また、学校教育外での主たる口頭試問は、入学試験(中学、高校、大学)における日本語での面接である。さらにインタビュー調査では、中国、韓国においても初等・中等教育にて口頭試問を経験していない参加者はおり、口頭試問実施教科数も少ない。高等教育機関と大学入試(外国人留学生入試)で口頭試問の機会が増えることが明らかになった。

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Published: 2023-12-25  

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