2004 Fiscal Year Annual Research Report
言語記述と言語教育の相互活性化のための日本語・中国語・韓国語対照研究
Project/Area Number |
16320047
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
沼田 善子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (70189356)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 三郎 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (50184031)
砂川 有里子 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (40179289)
杉本 武 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (70196749)
竹沢 幸一 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 助教授 (40206967)
廣瀬 幸生 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (00181214)
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Keywords | 言語学 / 日・中語対照研究 / 日・韓語対照研究 / 国際情報交換(中国 / 韓国) / 言語教育 / 日本語教育 / 文献資料集 / データベース |
Research Abstract |
本研究は次の研究グループを組織し、研究を進める。 (1)日本語と中国語の対照研究グループ (2)日本語と韓国語の対照研究グループ (3)中国語と韓国語の対照研究グループ このうち、本年度(〜平成17年3月31日)は、「三言語の対照記述の精緻化、体系化」のための研究を中心に行い、特に三言語各語の記述及び、日・中、日・韓の個別的対照記述に重点を置いて、研究を進めた。文法では、格、主題、とりたてと条件表現に関わる問題、話者指示と視点階層に関わる問題等を扱った。語彙では、漢語複合語の語構成、統語機能、日・中・韓の語彙交流について、研究を深めた。 また下記の研究会等を上記3グループ共同で開催することで、各言語の専門家の知見を十分に取り入れると同時に、お互いの研究状況を把握し、連携して研究を進めた。 ・公開シンポジウム:「日本語・日本文化学類開設20周年記念シンポジウム「発信」-日本語・日本文化教育の望-」(H17.2.12〜13※筑波大学第2学群日本語・日本文化学類と共催) ・公開研究会:「日・韓、日・中対照研究に関する諸問題:「日韓対訳コーパスの作成及び活用について(李漢燮氏)」、「日中同形語研究の問題点(陳力衛氏)」」(H16.9.30)、他2回開催 ・ゼミナール:「日本語のエビデンシャリティ:日本語におけるエビデンシャリティ(定延利之氏)」(H17.1.29) 同時に、誤用分析の資産となる各言語の誤用データベースの構築を開始した。また、日本、中国、韓国における先行研究の調査を行い、文献資料集作成を進め、特に韓国における先行研究については、ほぼ調査を終えた。 中国、韓国の共同研究者は、現地での日本語教育、中国語教育、韓国語教育における誤用データの収集、母語話者としての情報提供等を行った。加えて中国、韓国における先行研究の調査、収集に協力し、日本の研究分担者と連絡討議し、日中、日韓の対照記述に共同して取り組んだ。
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Research Products
(7 results)